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不法移民はアメリカを目指す

25日

■トランプ元大統領は「不法移民」がアメリカにやって来ないよう、メキシコとの国境に壁を設けるなどした。しかし、不法移民としてやって来るのはメキシコ人よりも、グァテマラ、ホンジュラス、エルサルバトルの人びとが多かった。

■グァテマラと聞くとバナナやコーヒー豆が思い浮かぶが、これはアメリカの強い影響下で、バナナやコーヒー豆を生産する一大プランテーションが築かれたからである。このようにグァテマラはバナナやコーヒー豆の生産国として発展したが、逆に言うとこれらのものしか作れない、いわゆるモノカルチャーな国になってしまった。

■経済成長が期待できず、政治が不安定になると、戦争が起きたり、密輸が盛んになったりする。アメリカは戦争をやめさせるよりも、軍事支援を行い、米ソの冷戦に利用した。密輸される麻薬も、むろんアメリカ人たちが使うためのものである。

■これらの国の人びとは、自らの命と生活を守るために、愛する故郷を捨て、はるばるアメリカにやって来るわけだが、そんな彼らをアメリカは「不法移民」と呼ぶのである。

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