半兵衛！

私はお麩が大好きです！
なくなるまえに何かを食べるというシチュエーションなら、迷わずお麩のフルコースをオーダーしますね～

お麩のおつくりに始まり、田楽やお鍋など、大好きなお麩に囲まれてあの世に旅だてるならこんなに幸せなことはありませんー

というくらい好きなわけなんですが、
先日、入手したのは・・

半兵衛

のお麩ですよ～

大好きといいつつ、自分がお麩好きであることに気付いたのはここ最近のお話です。

だから、半兵衛のお麩もつい先日しったというていたらく。
なんてことでしょう！

ふうかがダントツと信じて疑わなかった私ですが、なんと半兵衛は320年くらいの歴史があるんですよ！

320年・・！

半兵衛の横に必ず元禄〇〇年創業、などというフレーズが添えられております。

しかし、元禄といわれてもいったいどのくらい前かわかりませんよね。

こんなにも前のお話だったんですよ！

お麩はもともと中国から伝わってきて、長らく宮中のえらい方々に親しまれてきた食べ物のようです。

で、お坊さんたちにも親しまれてきました。

お坊さんといえば肉食はタブー。

だから、お麩でタンパク質を補給するのにぴったりだったというわけらしいです。

そんなお麩も、320年くらい前になると、次第に一般庶民の間でもだんだん食べられるようになってきたのだとか。

半兵衛というのは初代のお麩づくりの達人のお名前らしいのですが、
もともと宮中の料理人をなさっていたそうです。
で、宮中を出た後、一般庶民向けに今度はお麩を作るようになったのだとか。

もちろん、宮中料理のレシピをもとに作っていったようですよね。

今とは材料も違うでしょうしほとんど違う味だったかもれましせんが、こんなにプヨプヨとして美味しいものが食べられた庶民のみなさんは驚き桃の木山椒の木だったことでしょう！

半兵衛さんってすごい！
そんな感じでその後320年間、お麩づくりは代々受け継がれ、現在も京都で半兵衛さんが営業されているので私たちも美味しいお麩が食べられるのです。