ルル☆ララ日記

気まぐれに。

空白の一日。

2008-05-21 | 徒然Weblog
世の中、ホントに不思議なコトがあるようで。
母が記憶喪失になりました。

しかも、無くなった記憶は昨日一日分のみ。
だから、家族とか知人とか自分を取り巻く環境は
すべて解かってるのに、自分の行動だけが
すっぽり抜け落ちてる状態。

私が帰宅した時、母は家にいて
「肘が痛い。でもどうして痛いのか、今日一日自分が
何をしてたのかが解からない」と。
留守電に母の職場の人から
「家に着いたら電話して!」とメッセージが入ってたから
電話して何があったのか尋ねてみたところ
どうやら出勤途中に転んだみたいで、それで肘とかが
痛いと言ってる事。
それでも出勤した時はまだ正常だった事。
しばらくしてから、急に自分が何で今ここにいるか
わからない、どうやって来たのかわからない
と、言い出した事。
少し休んでなさい、と言われても仕事はしてた事。
帰りは一人で帰った事などを教えてもらった。
そんな状態でよく、無事に帰って来れたな…なんて
感心してしまうけど、そんな事は当の本人は何も
覚えていない。
でも、今現在の事は解かってるんだよね。

たまたま、今日は母が毎週通ってる病院の日だったから
私は仕事を休んで一緒に行き、先生とお話したんだけど
先生が診たところ、頭に外傷はないし
記憶がおかしくなってから24時間経過してても
身体的な異常も見られないし、2週間位前にたまたま
頭部のMRI検査をしてたんだけど何の異常もないから
おそらく脳の疾患ではないではないという事で。
診察時点で今日の事はちゃんと覚えてるから
少し様子をみてみようという事になった。

今日一日ずっと母にくっついて様子をみてたんだけど
日常生活には問題がなく・・・
てゆーか、「病院の帰りにコンビニに寄りたい」と
私が言っておきながら、忘れてたのを母に指摘された
ぐらいだから!(苦笑)
ただ、本人は昨日一日が抜け落ちてるから
今日が水曜日というのも納得いかないし
何より自分が何をしたのかがまるで覚えてない事が
ショックで落ち込んでる様子。

だけど、私からすればもちろん私もショックで不安だけど
すべてを忘れてしまったわけじゃないのが正直救い。
だから、その事を何度も伝えて自分にも言い聞かせてる。
「確かに丸一日の記憶がないのは気持ち悪いし不安だけど
自分が誰なのか、家族のことも日常のことまでも
解からなくなってしまったわけじゃないいんだから。
ぶっちゃけ昨日って何か特別な日ってわけでもないし
記憶ないところでこれからの生活の中で特に支障が
あるとは思えないし。
思い出せないのを無理に思い出そうとしても
しょうがないよ。
もし、必要だったらそのうちポッと思い出すんじゃない!?」
ってね。
じゃないと母も私も精神的にひどく落ちそうだもん。

とりあえず今はこれ以上の“何か”が起きない事を
願うばかり。
そして、母の職場の方々も、私の職場の方々も
この信じられないような出来事に
不快感も示さず、心配して気を使ってくださってる事に
感謝の気持ちでを表したいと思います。

ありがとうございます。


密かに母には言ってないけど過去にも
似たような前科を持ってる母。
もう、これで最後にしてぇ~!(切願)