住宅用火災警報器は市の条例でも決めたれたように、平成23年5月31日までに設置が義務付けられました。
しかし、周知が不十分であるとの、自治会員の要望で担当である消防署を招き開催されました。
非常に関心が多く、30名以上の参加があり、会場となった新宿会館の会議室の席が足りなくなるっほどでした。
パワーポイントを使用した説明や、実物の展示、質問にもわかりやすく答えて頂けたので充実した内容でした。
会議室での説明の後は、外で簡単な消火器訓練も実施しました。
防災については自治会が発足した一番の理由でもあり、会員の多くの出席により、地域の意識の向上につながっていくことを期待します。
また、午後からは「総合的病院誘致にかかわる市民公開シンポジュウム」へ出席しました。
市民が主催した会であり、行政側からは、市長と顧問、逗葉医師会からは角野会長、池上副会長が出席しました。
主催者側が事前にそれぞれに質問していた項目に市長、医師会長が答える形でスタートしました。
市長に対して「市民が望む病院とは?」の質問に対して、ハイリスク分娩、脳外科を広域の連携の中で考え、現在の救急搬送の実績から9割以上の患者を対応可能出来る診療科目を充実させた病院と回答しました。
一方、医師会長へ「医師会が望む病院とは?」との質問には、「医師会は病院の建設に反対していない。」と理解に苦しむ前置きをした後、「プロとしてセンター化、専門化」「広域的に考える」と明確な回答は出来ませんでした。
そして、逗子市が進める聖ヨゼフ病院に対して「2006年の逗子市の救急搬送時間が36分に対して横須賀は33分でその差は3分であり、逗子市民の重大な不利益ではない。この地域は病床過剰地域。地理的メリット以外にない。1億3千万円が高いか安いか。場合によっては安いかもしれない。」と述べました。
私が現在の医療体制に対する最大の不安と考えているのは、逗子市内に救急の際にいく病院がなく、入院できる病院がないことであり、逗子市の総合的病院を誘致する最大のメリットはその地理的な不安を解消することであります。
したがって、医師会長の指摘する、3分の差は大変大きく、地理的メリットがあるならば行政の責任においてその不安を解消することこそ必要と考えます。
市長も、その3分の差に対してすぐさま反論し同様の考えを述べ、現在全国平均は33.2分であるが、逗子市は37.7分と4,5分遅れている。これは横須賀北部共済が横須賀共済病院の分院になり、2次救急から外れたことに原因がある。将来の安心を保障するためにやる。と説明しました。
反対寄りの運営に若干問題を残したものの、初めて市長と医師会長が顔を合わせて議論が出来たことは非常に評価でき、医師会長が医師会は病院建設を反対していないと断言し、市長は医師会長の意見をしっかりと受け止めると言った以上は、逗子聖ヨゼフ病院誘致実現の為に建設的な話し合いがもたれることを期待します。
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