今年の5月から、行政ポイント実証事業がスタートします。
これは、逗子ポイントカード事業協同組合が発行するしおかぜポイントを活用し、逗子市が行う健康増進や環境配慮に係る事業等への参加者に対してポイントを付与するものです。
ポイントを付与することにより、健康増進や環境配慮に係る事業等への参加促進することについて、その効果と手法を検証する。ことを目的としています。
このしおかぜポイントは4月から、これまでの磁気カード
からQRコードが印字されたプラスチック製カードにシステムが切り替わります。
磁気カードでは400ポイント貯まった満点カードは500円として利用できましたが、新システムでは1ポイント1円として利用できるようになります。
しおかぜポイントを活用する理由として次があげられています。
・システム構築費がかからない (ポイント発行手数料2円10銭、端末賃借料/月1台1,500円)
・市が付与したポイントが市内でのみ使われ、副次的に商工振興につながる
・市内全域で活用でき、市内の商店等の加盟店舗数が最大である(91店舗)。
対象は環境、健康に係る11事業。
付与されるポイントは556,500ポイント。
ポイント発行手数料は1,168,650円(556,500pt×2.1円)※1ポイントあたりの発行手数料=2.1円
端末賃借料は33,000円(1端末1,500円/月×2台×11か月分)
の合計1,201,650円の予算が組まれています。
予算審査では以前行っていた逗子市社会参加・市民活動ポイント「Zen」と比較して、「違う」いや「一緒」とそれぞれの意見と指摘がありました。
私から見ると紙で配っていたZenを時代に合わせてQRコードで読み取れるようになっただけと受け止めます。
ただ、対象となる事業の選定に疑問を感じます。
逗子市が予算を取っている事業が参加者が少ないからと言って、別の事業の予算でポイントを付加して参加者を増やすって、そもそもの事業を見直す必要があると思うのですが。
令和5年度は実証実験なので本格事業となった際はより透明性をもって事業選定を行って頂きたいと思います。