なかなかお互いの予定が合わず
彼が合わしてくれた日に
私がダメになり
私がいい日に
彼に仕事が入り
なかなか日程も合わなくて
ずっと会えなかった
だけど
会えなくても
会いたいって思いが大事だよって
伝えたの
離れてても
毎日感じさせてくれてる
それだけで
頑張っていこうって
そう思える
あなたに会えて
とてもとても
幸せ
そう思ってた
こないだ会ったばかりなのに
一年の最初に
彼と会うことができた
この日は
特別な日だから
彼が
それをわかってか
わかってないかは
知らないけど
嬉しかった
いつだって
これが
最後になってしまうかも
しれないって
そう思いながら
会ってるよって
彼に伝えたら
彼はまた笑って
わたしを見つめてた
時間が止まればいいのにって
何回も
進む時計の針を見て
思ってた
その場所に行って
電話をする
ロビーで
待ってると言われ
向かった
今年最後も
彼と一緒に
過ごすことができた
愛し合って
2人で
彼が行きたかった
美味しいお酒の飲めるとこ
少し酔っ払って
彼が言ったのは
離れていても
お前には
幸せでいてほしい
笑っててほしい
お前が笑ってくれてるなら
俺はいつでも
身を引くよと
そういうカタチも
あるんだなって
いや
私たちの立場だからかな
帰りは
珍しく
人前で
イチャイチャモード
酔ってたからだね
で、改札でバイバイした
仕事を昼までに
終わらせて
彼と会った
駅で待ち合わせて
昼間やってる
居酒屋みたいなとこ
で、気になってた
お店屋さんに
あれはこうなのかなとか
店員さんに聞いたり
コーヒーを飲みに
カフェに入る
公園の噴水のとこで
手を繋いで
2人で座る
そんななにげない時間も
大切なかけがえのない時間に
思えた
もう時間だねってなって
駅の中でも
エレベーターを
降りてすぐ
人影のない場所に
手を取られて
痛いくらいに
強く強く
抱きしめてくれた
それから
キスをして
またギューとして
「あったかい」
って 彼は言った
何度も彼と愛し合ったけど
この日が1番もしかしたら
ドキドキした日
そんな気がする
バイバイって言って
私はやっぱり振り返らない
さっき
彼に抱きしめられた余韻があるから
これだけで
私はしばらく
生きていける
そう感じながら
家路へと急いだ
彼が予約してくれた
有名なお店
ハンバーグを
持ち帰りで
買って
2人きりになるお部屋に
今までは
食事をするのが
生きてくために
義務みたいなもん
美味しいなんて
思えなくて
ずっとずっと
そんな生活してたんだね
彼と食べるご飯は
いつもなぜか
凄く美味しい