青空茜雲

今日のお天気や雲、夕空、咲いてた花などの写真が多いです

フタリシズカ(二人静)

2020年05月20日 | 花 木 草

「静(しずか)」とは、源義経が愛した静御前に由来するそうです。

源の頼朝方に捕らえられ、頼朝夫妻の御前で、

鶴岡八幡宮への奉納の舞を命ぜられた静御前、

が詠んで舞ったという唄がこちら

"しづやしづしづのおだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな"(吾妻鏡)

意味は

”静や、静やとあなた(義経)が私を呼んでくれて幸せだったあの頃。

布を織るときの苧環(おだまき)がくるくると回るように、

昔を今に戻す方法はないものか”

このため頼朝は激怒。妻の政子が進み出て とりなした。

この話をもとにした 能「二人静」

~静御前の霊が取り付いた菜摘み女と霊が同じように舞う、

その二人の静の姿~にみたて、

「二人静」という和名に。

このほか 「ヒトリシズカ」という 花もあります。

 二本の花穗を、静御前と菜摘み女の舞う姿にみたてているという由来をきくと

優雅 幽玄の空間を舞う 美しい人を 連想するから

和名を名付けた人の ネーミングセンスはすごい

学名はセンリョウ科チャラン属  Chloranthus serratus  

なんて読むのか・・・?


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