SWINGの歌手紙(223)
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「81歳の乳腺癌闘病日誌12日目」
癌告知から12日めが経過、
あの日、彼女依頼の出前演奏の打ち合わせで
訪れた、元女声メンバーから薦められて
付き添いの上で検診を受け、お医者さんから
あっさりと「癌ですね」と告知を受けました。
自分でも癌ではないかと思っていましたので
恐怖心はなく自然と受け止めている自分がいました。
そして、紹介された有名総合病院には時間の都合で
お断りし行くことはありませんでした。
行けば直ちに入院手術と言うことになりかねないので
出前演奏を優先しました。
もう82歳を迎えようとしている私には命の限界が
来ていても静かに受け入れようと考えました。
死の恐怖は全く有りません、今までも何度か
死に直面し乗り越えてきました。
9歳の頃の肺結核その当時は死の病と
言われていました、
戦時中で食糧難や田舎のために近くに
肺結核を診てくれる病院もなく、
遠くの病院へ2~3回診察に
訪れた程度で病状は悪化し床に伏せるようになり、
やっと来ていただいた知り合いのお医者さんからは、
親戚を呼ぶように指示されたと後に母から
聞かされました。
意識がなくその間は天国の夢を見続けて
いた記憶が有ります。
皆さんの呼び声で気が付き
目が覚めて見た光景は親戚や近所の方
同級生の覗き込む顔でした。
父は戦場に借り出され、母が必死に介護して
くれ、近所の方の協力も大きな力になりました。
近所の方がたも栄養になるからと鶏の肉の
差し入れや生き血をコップに入れて
持ってきてくれ、それを飲むには苦労しました。
その甲斐あってか病状が好転し死の床から
復帰できました!!
その経験から学んだことは、皆さんの励ましや
私自信の生きる強い心が病に打ち勝つ
強い味方だということです。
先に逝った家内や弟たちが、まだ来るなと
夢枕に立って言ってくれます。
SWINGの皆さんからも応援の心を
「あなたがいなければSWINGは成り立たない」
と応援の言葉受け止めています、有難う!!
癌は治してみせる!!
何かわからない力が湧いてくるのを感じます!!
1000回出前演奏は目前です、
1500回へと目標を転換します!!
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