二ヶ月ぶりに函館に来ましたよ。
仕事で道南地区担当なんだけど、最近わざわざ主張にくるほどの仕事もなかったんだよなー。
てなわけで、良く行く定宿の隣の安くて旨い居酒屋も二ヶ月ぶり。
いつの間にか外装がきれいになっていたのにびっくり。
暖簾をくぐると、内装もすっかり変わっていて、そこらじゅうに「祝新装開店」の熨斗が飾ってある。
店のおばちゃん「あらーすみません、今日は普通のものが出せないんですけど、お客さん顔知っているからどーぞどーぞ」
げっ、やっぱり顔を覚えられていたのか。
一ヶ月に1~2回、カウンターの一番隅に座って文庫本を読み、生ジョッキ一杯に一の蔵、豚串と生野菜サラダにホッケの開きか厚揚げと行くお決まりの食事をしていたのが印象深かったか。
おばちゃん「お刺身とてんぷら、それに銀だらの焼き物になっちゃうけど良いかしら?」
つまり、今日は新装開店記念で、案内を出している常連さんばかりを招いているらしい。したがって通常のメニューは用意していなくて、たぶんお祝いを出してくれた常連さんにお店が振舞う日らしいのだ。
うわー、今日は朝早く出てきて、肉体労働をしたので、メチャクチャ疲れているし、もう他の店に良く気力もないのだけど、しゃーねーから遠慮しておこう・・・・・・
と思って「いやー今日は帰るよ」と言ったものの、おばちゃん「あらあら、いいのよいいのよ、お客さんいつも来てくれるし」
いや、実はそのメニューだと5000円以上しそうだから帰りたいのだ、とは言えず。
いつもだと腹いっぱい食って飲んで、大体2000円から3000円。
遊びで飲みにいくのなら良いのだけど、仕事で出てきて晩飯のかわりに入った居酒屋で5000円の出費は痛すぎる。
などと思いつつ、出てくるものを食った食った。
相変わらす旨い。
生ビールを飲みながら、おまかせで出てくるお刺身盛り合わせ(まぐろ・はまち・いか・活ぼたん海老・うに)とてんぷら盛り合わせ(白身魚・海老・かに・たらの芽)、銀だら焼きをいただく。うまー。
周りの客の中で明らかに浮いているのだけが気になるが、旨いもんは旨い。
満足して会計する。何せメニューがないものだから、財布の中身が気になる。
おばちゃん「今日は3000円頂いてよろしいでしょうか?」
え? 3000円で良いの?
超ラッキー!!
ついでに新装開店記念の品まで頂く。
たまたま通りがかっただけなので、丁重にお断りするも、おばちゃんも「いいからいいから」と譲らない。
函館訪問の際はかなりの高確率で立ち寄る居酒屋さんなので「じゃあまた来るから」とお土産をもらってしまった。
大きな紙袋に二品も入っていて、どう考えても1000円分は下らないだろう。
いやー、えがったえがった。