EKKEN♂

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それでいいのかアクセスアップ…6

2004-05-26 | WEBにまつわる話
ここにも時々遊びに来てくれる、時間外社長日記のmametaさんが一旦閉鎖、リニューアルに向けて、これまでの記事を全て消去、「I'll be back soon.」と題された記事(リニュ後はこの記事も消去されるとのこと)で、3ヶ月間Blogをやってみて気付いた点を挙げています。
消されてしまうにはもったいないことが書いてあるので、こちらで言及します。
訪問した時に表示されている記事に興味を持てなければバックナンバーを見る機会は少ない。
だから毎日更新することよりも質の高い記事を書くことに注力するべし。
そして記事の質に自信があるなら更新頻度を上げ、ガンガン更新するべし。

気に入ったblogのバックナンバーって、読んでますか?
僕は前に「過去記事も掘り起こしてね」という記事を書いてますが、正直に言うと、ネットに繋いだ時にほぼ確実に巡回しているようなblogでも、全てのバックナンバーを読んでいるわけではありません。
「自分は読んでとか言っているくせに、他人のところは読んでないのかよ」と怒られそうですね。すいません。
あ、僕がgoo BLOGで始めたばかりから交流のある、却下ですね@goo(旧・バグですよ@goo)はほぼ全て読んでいます。
バックナンバーは、基本的に読む機会がないです。毎日巡回先の多くが更新され、それを読むだけで一苦労。同じ所だけしか読まないのも、発展性がないかな、と思い、新着記事や巡回先へトラバを送っているところの記事を読むのに大苦労。あ、「苦労」という言葉は適切ではないですね。楽しんでいるわけですから。
まぁ、そんなわけで、お気に入りのblogですら、自ら進んでバックナンバーを読む機会がないのです。
mametaさんが言うように、質の高い記事ならバックナンバーまで読んでくれる可能性は増えますが、かなり有名なblogでさえ、データベースでもないでない限りは、そうそう過去記事までは読まれてはいないのではないのでしょうか?
(個人的にARTIFACT ―人工事実―は例外。過去記事を掘り返すだけの価値はあります)
時事ネタは基本的に旬のものなので、「あのときこんなことがあった」と読む以外には、遡って読むことは皆無です。
また、そうして読むにしても、そのblog内からバックナンバーを読むのではなく、検索エンジンから辿り着いて読むことが多いはずです。検索から辿り着いた人の多くは、基本的に「その記事」に興味があっても、他の記事にはあまり興味をもつことは無いと思います。じゃあ、バックナンバーを読んでもらうにはどうするか?
goo BLOGには今のところアクセス解析機能がないので、実際に僕のblogのバックナンバーを読んでもらっているか否かは分からないのですが(ごくたまに古い記事へのコメントやトラックバックはある)、僕は古い記事を読んでもらうために工夫として、新記事の中に過去の関連記事のリンクを貼り付ける機会を増やしています。
僕の記事の多くは長文なので、ぱっと見ただけで他所のblogへ移っていく人も多いと思いますが、その長文記事全てを読む人は、僕の書いたことに対してそれなりに興味を持ったということになります。興味がないのなら、こんな長文全部は読まないでしょうから。
それならば、その記事の途中に「詳しくはこっちを読んでね」などと、関連性のある記事のリンクを入れたり、シリーズものの記事として題名に番号を入れておけば、それだけ古い記事を読んでもらえる可能性が増えると言うことになります。多分なるんじゃないかな。なりそうな気がする。まぁ、増えない覚悟もしておけ。
ちなみにここまで到達せずに「なんだよ、文字ばっかでつまんねぇよ」と思って違うblogへ行くような人は、僕は最初から読者の対象としていないので、別にどうでもいいです。
そもそもそう思うような人が作るblogには、あまり興味がないですし。
僕の考えている「バックナンバーを読ませる工夫」がどれだけ効果があるのかは分かりませんが、少なくとも何もしないよりはマシだと思いますので、古い記事を読んでもらいたい人はやってみてください。
その方法とは別に、もけさんヒロさんわどさんが実行されているような、TOP記事メニュー型のblogにする、という方法もありますね。
メニューにしたい記事の日付を未来に設定することによって、常に一番上に表示されるようにして、新着記事やオススメの記事を紹介したり、カテゴリの説明を詳しくすれば、古い記事の閲覧効果もあると思います。
ただし、僕はこの方法は「blogというツールの、更新が楽というと特性を殺している」ように思えるので、今のところ採用にはいたっておりません。
特にわどさんのような、新着記事は1個という表示方法の場合、「TOPページの記事が常に最新の更新記事」というメリットも殺しています。個人WEBサイトが流行り出した頃に多く見られた、ホームページタイトルに「入り口」「玄関」「ENTER」と書かれただけの、あまり意味のない(使い方によっては全く意味がないわけではない)ページは、わざわざ無駄なページを見させられるだけなので、最近はほとんど見られなくなりましたよね。カウンターを回すためだけの、何の更新もないページと言うのは見る人にとっては邪魔なものなんです。
常にその案内メニューを書き換えるのなら「意味がない」ワケではありませんが、更新するのも大変だし、閲覧者にとって一発で最新記事を読めないのは不親切のような気もします。
あ、念のため言っておきますが、「ソレがダメだ」と言うわけではなく、実際そのスタイルを僕も採用しようか悩んでいるのですが、ハテ、どうしたものか、と思っているところなので、メリットとデメリットを列記しました。この方法を採用している方々、そんなわけで、別に責めているわけではないです。
毎日更新することよりも質の高い記事を書くことに注力というのはどうでしょうね?
goo BLOGについて言えば、更新することにより新着の一覧に載り、見られる機会は多少なりとも増えますね。
もちろん、質の高い記事ばかり書くことができれば、それに越したことはないのですが、質の高い記事ばかりで更新がごくたまにしかないものの場合は、それはそれで読者が離れてしまうんじゃないかなぁ、などと思っています。
本日の0:00過ぎに発表された、昨日付けのアクセスランキングにおいて「むだづかいにっき」は数日振りにTOP10入りしましたが、夕べはこれと言って質の高い記事を書いたわけではありません。むしろくだらないことしか書いていません。
「ミムラなブログ」は一つ思いつけば、立て続けに同様のものが思いつくので、約20分おきに連続して更新しただけです。
僕の想像があっているかどうかはわからないのですが、本来は質の高い記事でアクセスを稼いだほうが、読者は定着するのでしょうが、一時的にアクセスを増やすだけなら、更新頻度を落とすよりも内容に拘らずに更新回数を増やしたほうが良いような気がします。
まぁ、どっちの志が望ましいか、と問われれば、質の高い記事のほうと答えますが。

時事ネタには注意
時事ネタは基本的に中立の方が公正に見られて良い様に思う
より多くのメディアが取り上げる出来事には特に公正な目で見た記事に仕上げるべし
興味を持つ人が多い分、アクセスは増えるが敵意を持つ人間も来訪することを忘れてはならない。

これ、イラク三人拘束事件のときは顕著に表れていましたよね。最近ではファイル交換ソフトの逮捕問題でしょうか。僕は共に「叩かれやすい」派の考えの持ち主だし、ニュースに関連する記事は恒久性が薄いので、自blog内で取り上げようとは思ってません。自分と考えを異にするか否かを問わず、しっかりとした考えを発表するblogは好きですが、それを書くのは莫大なエネルギーを消費しそうで、僕には真似できないです。
mametaさんの言うように、中立した記事は批判の対象にはされにくいですが、事実を淡々と語ったものは、わざわざ個人のblogを見るまでもなく、大手ニュースサイトをいくつか見たほうが手っ取り早いと思うので、批判されたくないのなら扱わないほうが賢明と、僕は考えます。

自分が面白いと思うモノは他人も面白いと感じると思いこまない
面白いと思うかどうかは主観の問題。

これはごもっともなんですが、僕としては、
「書いている本人でさえ面白いと思えないものは、わざわざ公共の場であるWEBに垂れ流すな」
と思う部分も多々あります。
自分が面白いもの≠他人も面白いなんですが、
自分でさえつまらないものを他人が面白がって読んでくれることは、非常に稀有であると考えています。
そんなわけで、僕は自分の書いたものは「自分では」面白いと思っているし、時間をおいて読んでみて「レーセーになって読むと、これはやっぱりつまらない」と思うものは削除するようにしています。

参考にしたmametaさんのblog記事は、いずれ消してしまうとの事なのでトラックバックは致しませんが、この記事を読んでいただければ嬉しいなぁ。


mametaさんの助言に伴い、シリーズのリンク貼っておきます。
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ 1
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ 2
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ 2.5
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ 3
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ 4
むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ…5

むだづかいにっき:それでいいのかアクセスアップ…7
※どれも実際のアクセスアップには役立ちませんので、あしからず。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もちろん読んでますよ(笑) (mameta)
2004-05-26 16:11:03
言及されてちょいと感じたところを述べさしてもらいます。



バックナンバーについては実際に自分で初回に訪問して、表示されている記事に興味を持てなければ見ることは殆ど無いんで素直に表記しました。

バックナンバーから見始める人も滅多にいないでしょうから最初に表示されている記事の質が高ければ固定化してバックナンバーも見てもらえる可能性が高まるんじゃないかな。

TOPページに表示される記事が初回訪問時に見る記事であれば質優先で考えた方が良い結果に繋がると思っています。

まぁ毎日質の高い記事が書ければもっといいんでしょうね。

新しく始めるBlogではその辺、ちょっと工夫していきたいなと思案中です。



それから時事ネタと、他人も面白いと感じると思い込むなについては、

私の場合、対人関係はどうにも弱腰なもんで批判を受けたときの心の平静さを保つ為に必要な心がけの意味で書きました。

特に時事ネタについてはえっけんさんのおっしゃる通り批判されたくなければ扱わないのが一番良いと思います。

自分が面白いと思っているモノをWEB上へアップするのは当然ですが、他人から面白くないと批判されたときに何事も弱腰な私としては批判に対しての心がけをしておかないと平静さを保てなくなります。

えっけんさんみたいに上手に取り上げてくれる人ばかりだといいですけど世の中は広いですからね。心にちょっとバリアを張っておかないと他の事へ影響が出てきてしまう。

(自分だけかも知れませんけどね)



あ、それとこのシリーズには過去記事へリンクを貼っておいた方がいいんじゃないですか?(笑)
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アクセス解析がないと (碧りゅう)
2004-05-27 03:40:15
アクセス解析がないとそもそもできませんが、古い記事だけどgoogle検索では人気記事、をどうメンテしていくか、はたまたそこからどうやってエナジーを生み出すか、が最近のマイテーマです。



ある人気記事から、関連する記事にリンクをつなげてみたらその記事へのアクセスが目論見通り一気に増えましたが、これでいいのかどうか。



恣意的に「この記事を読んでほしい」って感じにつなげてしまうと、逆にユーザー体験が低下してしまって客を逃がすかも、という不安が膨らみます。関連性の高い記事をつなげる分には問題ないはずですが……。





中立的な立場――については、嫌われるキャラクタが小説に必要なように、反感を受けるような内容を示すのも技巧のウチだろうと思います。それが行きすぎて、考えているのと違うことを書くのは不誠実、と叱られてしまうかも知れませんが、エンターテイナーとしてはこれもアリかなあ、と。





トップ経由が多い――かどうかはサイト次第でしょうね……ウチなんかだと、ログが不明なのを含めて最大限に見積もったとしても、サイトトップへのアクセスは、実に1/4以下(最小限に見積もると1/11ほど)ですから(まあ、トップを見た後に中を見始める人もいるので、その辺りは少し割り引いて考えないといけませんが……確かに、ボクだって、服を着た姿だけ見せられても(以下、自粛))。



ともあれ、根本的な方針は、お客さんをがっかりさせないことで良いと思うんですが、その為の方法としてはやはり喜怒哀楽等の感情面にアクセスしていかないとダメなのかなー、みたいな。そんなことをつらつらとトイレで考えたりする今日この頃です。



(ああ、キミのエンターテイナーになりたいニャ……)

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