雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

変わりつつある土佐堀の風景

2010年08月27日 07時54分31秒 | 雑感
<写真の説明>
左のびんが飼い猫の毛、右が飼い犬(トイプードル)の毛です。猫は毎日、プードルは時々ブラッシングします。ブラシに残った毛を貯めていき、一定の量になるとフェルト人形を作っています。

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 横断歩道の向こうに広大な空き地があります。ついさっきまではコインパーキングだったのですが、来年はここに大手スーパーが進出してきます。近辺にマンションが増え、需要が見込めるからです。



 私の祖父の代に江戸堀から土佐堀に移転してきたのですが、この場所は当時は日本通運の倉庫でした。ここだけではなく土佐堀川の南岸一帯はパイロット万年筆(現在の当社の場所)、その向かいが武田薬品の倉庫、隣もまた自動車関連の部品倉庫。そしてメタンガスが発生し、臭くて開けられない窓の向こう、中之島には大阪大学工学部がありました。

 えらいへんぴな所に来たものだと思いました。しかし車もあまり通らなかったので、少年時代は向かいの壁にボールをあてて、一人で野球の練習ができましたし、製本の職人さんとキャッチボールをすることもありました。

 その後はどんどんオフィス街として発展し、現在のようなビルと車の街になってしまいました。道ばたで遊ぶこどもはもういません。

 こんな街にマンションが増え始めたのが10年ほど前からです、ことにこの数年は高層マンションが増え、オフィス街に保育所ができたりしています。保育所の子どもたちは、保育士さんが押す鉄の台車にのせられてビル中之島まで遊びに行きます。ビルと車の街は歩道が狭いのです。

 これはまぎれもなく、長期的な確固たる街づくりの方針をもたない行政と、経済のなりゆきに翻弄された街の姿です。

 権力闘争にあけくれる政治家、そして無責任な行政はなにをしていたのでしょう。いや、これからこの街に暮らす子どもたちに何をしてくれるのでしょう。

 日本中のいたるところにこのようなひずみができているのです。成長の意味を経済的な視点でしか見られないとすれば、すでにもう解決策はありません。成熟に向かうための修正はとても長い時間がかかることです。

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ご拝読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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