ごきげん日記

くもをさがす

西加奈子さんのノンフィクション
「くもをさがす」を読了。


外国で
コロナ禍で
ガンを告知され治療を受けたこと
共通点がたくさんあった。

私の場合
手術して
抗がん剤治療を2年

西さんの場合は
抗がん剤治療で小さくしてから
手術
そして放射線治療

ガンの種類は違うけれど使った抗がん剤は同じだったり
白血球の注射を自分で打つことなど(私はだんなさんに打ってもらったけど)

「同じだ〜!」
「一緒だ〜!」とうなずくところも数多かった。

私が言葉にできなかったモヤモヤな症状も
はっきり言葉にしてくれていて
「そういうことだったんだ!」と納得したりして答え合わせをしてるような気分になった。

西さん、大変だったんだろうなぁ。

知り合いでもなんでもないけれど
同時期に一緒に戦った同志のような仲間のような気がしてる。勝手に。

これからもいろんな不安や怖さを抱えながら一緒に進んでいきたい。

友人に会うと
「すごい元気になったね」と言われる。
元気になった姿を見てもらえて嬉しい。

「くもをさがす」を読んでいると
私の中のいろんな感情がぐるぐる渦巻いた。
思わず途中で本を閉じてしまったり
何度も同じ場所を読み返したり。
重いけれど
素敵な本だった。

西さんはくもを探したけど
私は黄色い鳥やカワウソをシンガポールでよく探した。
悪いことがこれ以上起こりませんようにと。

これからもきっと探すのだろう。
元気になっても探し続けるような気がする。




コメント一覧

とかげSP
うめぼしさん
本の神様いたらいいね。そしたらもっといっぱい読みます。
うめぼし
風さんのコメントに、グッときてしまいました。
なるほどなぁ。
とかげSP
風さん
本との出会いに感謝ですね。
その時々のタイミングで巡り会う人や本にたくさん影響されて今の私があるような気がします。これからもたくさん読んでいきたいです。
本との出会いも
奇跡のよう。。
言葉の力、スタンス、読むタイミング
色々とピタっとそろって巡ってきたのでしょうね
頑張ってるとかげSPさんに、本の業界の神様からの贈り物、、と思ってしまいました。
とかげSP
mipoはん
どう表現したらいいかわからない症状や具合の悪さを的確に表現してくれた西さんに感謝でした。腑に落ちた自分が一番落ち着いたのかも。ありがたい本です。
mipo
自分の中で漠然として言葉にできないことを、適格な言葉で表現してもらえると「そうそう!そう言いたかった~」とスッキリしますよね。
著者の感覚が全く違う本も面白いけれど、たくさん共感できる本に出合えると嬉しいし、読書の大きな楽しさのように思います。
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