娘が管理を引き継いで残す予定だ
パスワードなどは保存済みだ
娘にいつでも退会手続きしようと
構わないよと言ってある
記憶の中にいる養父に限りがある
それにジレンマを感じることがある
一言で言えば優しい父だった
父がサ高住で暮らし始めたのは
まだ裁判中で
この家で一緒に暮らすほどの
私の精神的に余裕がなかったせいだ
年老いた父は頑固になっていて
私には手に負えないことがあった
まだ主人が車の運転をしてたし
コロナ禍の前だったからよく会いに行けた
入居後 しばらくして
認知症と診断された父は
ぼけたことしたりもしたりして
家族が呼ばれたことがあるが
たいていは穏やかに暮らしてた
私自身が写真を撮ることに
あまり興味がなく
自分自身の写真も少ない
だから 父の写真も少ない
携帯があるのに
ほとんど父の写メはない
父は日記など書く人でなかった
何を思って
私を育てたんだろうかと思ったりする
そんな時
日記みたいなもの残してくれたらと思った