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台風の爪あと ウラナミシジミ

2004-10-10 21:58:30 | Creatures
台風22号が去った。
でも生憎の曇り空。台風一過の晴天とはならなかった。

濡れた路面を歩いていると、道路脇があちらこちら橙色に染まっていた。
キンモクセイの花が散っていたのだ。香りもほとんど感じられない。
つい先日までは綺麗な花を咲かせていたというのに、なんだか切なくなった。


ユジンとジュンサンがかき集めたのか。(冬のソナタより)

盛者必衰。散ってしまった金木犀の花はゴミと同様の扱いらしい。
なんかもったいないな。入浴剤にでも出来ないだろうか。せめて堆肥に。
でも堆肥にしたら、土壌生物が寄って来ないのではないか(詳しくは前日の記事を参照のこと)。
それじゃ不採用だ。少なくとも乾燥させて、独特の匂いを飛ばすことが必要だろう。
ちなみに、検索したら金木犀の入浴剤がありました。困った、トイレの湯かぁ。

土手までやって来た。
今日、この場所にきて本当によかったと思う。
全然期待してなかったのだが、多くのチョウに遭遇することが出来たのだ。
以下、写真で紹介していこう。ただし、種名に絶対的な自信があるわけではないので注意!

①ヤマトシジミ
  
タンポポの上でプロポーズ中。    大変だ!クモが狙っているゾ。ドキドキの展開が!?


×4匹。人の恋路を邪魔するとは許せん。メイクLOVE♪

この日、たくさんのヤマトシジミが愛を語らっていました。
台風が恋を本気モードにさせるのでしょうか。台風よ、バンバン来いっ!
そして愛の炎をもっと燃え上がらせるのだ。やれやれ。熱くて、もう見てられないや。

②ツバメシジミ

ヤマトシジミに似ているが、後ろばねの形状が異なっている。

シジミチョウの仲間の同定は大変難しく、生息地や食草の他、羽の裏側の模様で
見分けるしかないのだが、ツバメシジミは後ろ羽に小さな突起があるのですぐに分かる。
ツバメシジミは特に好きだ。理由は名前にツバメが入っているから。
好きな鳥はツバメか猛禽類だから、無条件で愛着を感じてしまうのである。
近所の公園で見かけて以来の遭遇。ここの土手にも生息しているようで安心した。

③ヒメアカタテハ

鮮やかなオレンジ色が美しいチョウ。よく目立つ。

都会の秋を代表するチョウ。晩秋、10月から11月にかけてよく見かける。
タテハチョウといったら子供の頃はキタテハのイメージしかなかったのだが、
今やこのヒメアカタテハが最もメジャーな存在となった。写真のストックも一番あると思う。
それほど警戒心が強いわけではないので、じゃんじゃん狙っていっても大丈夫だ。

④イチモンジセセリ
  
もうお馴染みの存在、我らがセセリちゃん。アイドルとしてブレイク中♪

やはりセセリチョウの存在は欠かせない。けど見かけたのは2匹のみ。
どうやらこの土手での優先順位は低いようだ。地味でもいいから、存在の証しを示し続けて欲しい。
誰も振り向かなくても、僕はちゃんと注目してるから。絶対に見捨てたりはしない。

⑤ウラナミシジミ

文字通り、羽の裏側が波模様になっている。


ウラナミシジミ、開張Ver.。オーシャンブルーの光沢が美しい。

生まれて初めて、ウラナミシジミを見ました。
それほど珍しいチョウって訳ではないけど、都会で見れたのだから貴重だ。
でも見かけたのは1匹のみ。やはり個体数は少ないようだ。ちょっと残念。

とにかく初の出会いとなったウラナミシジミに密着である。
待つこと10分、ようやく羽を開いてくれた。美しい青色が目に映った。
ただ残念なのが曇り空だったということ。輝きも半減、魅力も半減。
それでも、今の僕には充分でした。チョウの羽って、何でこんなに美しいんだろう。
しばし時を忘れ、リフレッシュ。凄くいい気分転換になりました(^_^)

以上、台風の後の土手での出来事でした。一番の収穫はもちろんウラナミシジミに出会えたこと。
これからは台風が過ぎ去り、天候が回復したら、すぐに土手、公園、野山に繰り出します!
ワンダーランドが待っていると知ったら、もうじっとなんかしてられない。裸足で外へGOだ(笑)。

関連記事:「5月7日 晴れ 25℃」 「キンモクセイの香り@秋味ブログ

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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
川へ行こう! (Bake)
2004-10-11 22:54:03
タツヤさんがシジミチョウを追っているころ?私は川で魚をとってました(^^)

やっぱり川はいいですねー!

台風が通り過ぎると、うずうずして外に出ちゃうんですよね。
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ここにタイトルなのね… (REI)
2004-10-11 23:59:19
前回タイトルにメアド入れちゃったのよねぇ~(笑



ウラナミシジミにしばしウットリ…(セセリごめん!

なんて上品な名前を付けるもんだと感心したら、表も美しい!

今年はそろそろ蝶のシーズン終わっちゃうので、来年の楽しみに覚えておきます!



10分もじっと耐えたタツヤさんエライ!(゜∀゜)

返信する
こんばんは! (タツヤ)
2004-10-12 01:36:22
>Bakeさん

川、河川敷、そして土手、最高!(笑)

都内で広い空間と言ったら、そこしかないですよね。

路面が濡れてなければ、自転車で激走するのですが(^_^;)

台風が来るとワクワクしてしまうw

不謹慎なのは分かっていても、止められません!



>REIさん

メアド入れちゃう人、たまにいます。

livedoorやJUGEMと方式が違うんですよねー。

チョウの名前にはパターンがあって、

名前から色や模様が想像できることが多いんです。

ヒメウラナミジャノメっていうチョウもいます(5月7日のチョウ)。

(どんな模様か想像してみて下さい。イメージ検索は厳禁(笑)

チョウは冬のギリギリまで見られます。

でも、雪国新潟ともなるとちょっと厳しいでしょうか。

寒さに耐えるチョウ、健気でカワイイです。

あと、10分間耐えることくらい余裕だったりします(^_^)v

なんてったって、チョウのためですから。Yeah!

ハニーだったら、3時間待ちます。(その前に電話しろよっ!
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初めまして! (HINA@CLOVER)
2004-10-12 13:35:04
CloverのHINAと申します。

トラックバック、ありがとうございました♪



先程チョウを横から撮った写真を載せてみましたが、

コチラのお写真を拝見させていただいて

「ヤマトシジミ」なのかな?

と思いました(^ε^;)
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こちらこそ、初めまして (タツヤ)
2004-10-12 18:59:43
わざわざ写真のUP、すみません(^_^;)

ええ、「ヤマトシジミ」ですね。

羽が大きく見えたのでタテハチョウ科かなと思ったのですが、

違いました。HINAさんに見事に騙されちゃいました!

ヤマトシジミは市街地もいる、最も身近なチョウなんです。

たまにベランダにも来てくれたり、可愛がってます(^_^)
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コンバンハ☆ (Aina)
2004-10-13 19:29:11
トラックバックどうもです^^

すごく情報が充実したblogですね。

興味深く読ませていただいちゃいました。

キンモクセイ、あの台風で

だいぶ散ってしまって悲しいかぎりです。

すこしでも長く楽しみたかったですー
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Unknown (hana)
2004-10-13 20:14:36
はじめまして。

秋味ぶろぐから来ました。フィールドにトラバしようと思ったら、チョット寄り道。金木犀のじゅうたんに反応してトラバしました。

よろしかったら どうぞ!
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こんばんは~ (やんやん)
2004-10-13 20:14:40
TBありがとうございました。



あ~散った金木犀はゴミになっちゃうんですね。

金木犀の散った状態を見て、

「追い越し禁止のラインを削ったゴミを固めてる」と言った人がいたんですが、

いま、このゴミ状態を見ると妙に納得してしまってます~(笑

返信する
いまヤマトシジミが熱い(*^_^*) (だいせい)
2004-10-13 23:07:12
あいつらもうやりまくりですからね。

すきあらば産卵ってかんじで。



ウラナミシジミすごいですねぇ。

はじめてみましたよ。

ゆーっくり飛び立って行きそう!

返信する
コメント、ありがとうございます (タツヤ)
2004-10-13 23:26:43
>Ainaさん

コメント、ありがとうございます。

当ブログは情報量結構あるんで読み応えがあると思います。

お時間のある時にまとめて読んで頂ければ幸いです。

それからリラックス部、入部届出してもいいでしょうか(笑)

(そーゆー活動はしてないって!



>hanaさん

こちらこそ、初めまして。

金木犀の絨毯は今注目ですよね。

関東地方は雨の天気が続いているので、

例年よりも早く、量も多く広がっています。

それは少し残念ですが、写真に収めることで気持ちが楽になる気がします。

雨も雨でまたロマンチックだなと思ったのでした。



>やんやんさん

追い越し禁止のライン、

なるほど確かにそう見えますよね。

場合によっては、文字の形状をなしてることも!?

黒いアスファルトと自然が作り出した芸術に注目ですね。
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