クリリンの続き

先日の『クリリンには鼻がある！』には続きがあります。
クリリンの鼻が形成されなかったことについて、
突然変異説の可能性を否定しましたが、その可能性はまだ残っていました。
手元にある生物事典(旺文社)を調べたところ、以下引用、
生殖細胞に起こる生殖細胞突然変異は、次代またはその次の代で現れ、
体細胞に起こる体細胞突然変異はただちに現れるが、ふううは遺伝しない。
と書かれていました。
つまりクリリンの鼻が形成されなかったのが体細胞突然変異によるものならば、
突然変異説も十分考えられるわけです。
残念ながら突然変異が起こった原因は分かりませんが。
ただ私の個人的な見解で推し量ってみますと、
“先祖返り”が起こったのではないかと思います。
これは他の霊長類の鼻を見て思いついたことです。
(一部の霊長類を除き、ヒトほど鼻は突出していません)。
我々人類のはるか昔の祖先は、現代の我々のように鼻は突出してなかったはずです。
その頃の鼻にクリリンが“先祖返り”してしまったのではないか。
これが外見上鼻がなくなってしまったもう１つの可能性です。