少子高齢化社会になり、高齢者が多くなると近年の子育てをしている若い人と「子育て」について意見がぶつかる瞬間が多くみられるようになってきました。 代表的な例が「嫁姑問題」。結婚出産にはつきものというようにまとわりつくこの問題。そもそも義母の時代と今の時代は子育て方法や理論も大きく変わっているはず。 今回は2つの子育て比較を見ていきたいと思います。
抱き癖がつく?!
抱き癖がつくからずっと抱っこしているのはよくないわ!という義母の意見。しかし今では抱っこすることで赤ちゃんが安心し、心の成長にもいい影響を与えるという考えが推進されています。 逆に抱き癖がつくからと抱っこしないほうが今は問題になるようです。いっぱいいっぱい赤ちゃんを抱っこしてあげましょう。
子どもは母乳で育てるべき、ミルクなんてありえない?
そんなことはありません。今の粉ミルクは母乳に劣らない栄養がたっぷりです。母乳で育てるママさんでも足りない栄養補給にミルクを使う方もいらっしゃるくらいです。 母乳にもミルクにもそれぞれにいいことはたくさんあります。栄養面ももちろんミルクは家族みんなでいつでも飲ませてあげることができるのでママが夜中に休みを取ることができます。 母乳は頻回授乳の際は少し大変かもしれませんが、赤ちゃんとママしか味わえない幸せがたっぷりですし免疫をママからあげることが可能です。母体の体調や食事など気にしなくてはいけないところも 少しはありますがミルクを作る手間なくすぐに飲ませてあげられるというのも母乳のいい点ではないでしょうか?あなたにはあの大人がミルクか母乳のどちらで育ったのかなんて 見分けがつきますか?ということです。
虫歯を移す可能性
特に多いのが義母が同じお箸で子どもにご飯を食べさせるシーン。母親からしたら「やめてくれ~」の声第1位です。 間接的でも自分の唾液がついたものを子どもに食べさせるのは身内だろうとNGです。昔はフーフーと食べ物を覚ますのが当たり前の光景でしたが今では虫歯を移す可能性の1つとして 避けたいリスクです。当事者のママですら同じ食器を使っての食事は気を使ってる方もいらっしゃるのでマナーとして避けてあげましょう。
離乳食は手作り?ベビーフード?
いまや本当においしくなったベビーフードですが、これに助けてもらうママさんも多いはず。しかし昔ならではの「手料理でなければ味覚がおかしくなる」という言い分で 「手抜きだ」ととやかく言う外野もいまだに多くいるようです。働くママが増えた近年、お家でじっくり手作りご飯を1から作っていては身が持ちません。 女性の在り方(働き方や共働き)が変化していく中で「母親」の在り方が変化するのは当然です。活用できるものはしっかり活用して、親子ともに元気であることが第一。 ベビーフードの栄養もミルク同様かなり進化を遂げています。ましてや角煮やミネストローネなど・・・家庭で手の込んだ料理が簡単にかつ月齢に合わせた硬さで食べることができます。 離乳食もみんながスムーズに進むとは限りません。「この前まで食べれてたのに柔らかいごはんじゃないと食べなくなった」なんてことも日常茶飯事です。そんなときにサッと出せるベビーフードはママの味方です。 食べるものが手作りかどうかよりもお子さんがしっかり食事できているかのほうを気にしてあげましょう。
まだまだ挙げればきりがないほど出てきますが、昔に比べて今はその子のペースを尊重する子育てになってきています。おしゃべりを覚えるペースも食べるペースもおむつがはずれるタイミングも その子がやる気を起こさない限りはママが焦っても周りが急かしても何も始まりません。周りと比べて悩むママさんは今も昔も同じはず。ですので子育てに口を出すよりもママのサポートを優先するのも 重要ではないでしょうか。自分の時の子育てと比較するのはナンセンスです。子育てを終えた者としていつでも悩みがあったら聞くわよ精神で見守ってあげましょう。
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