☆その8 チキンスープとカツオスープ

3月15日

朝。
外に出たがるが、
パトロールはもうやめようね？と言い聞かせ、
お庭のみで日光浴＆お庭の監視。

まんじゅうが芝生に丸くなっている横で雑草抜き。

まんじゅうが移動すると私も移動して、そこの雑草抜き。
あっちもこっちもちょっとずつ雑草が無くなったなぁ。

昼過ぎ。
部屋に戻り奇跡の「チキンスープ」を作る。
圧力鍋でぐつぐつ。
40分ぐらい煮て超濃厚な栄養たっぷりのスープ！
そうそう、奇跡の「カツオスープ」も作っちゃおう。
小鍋に「えぇぇぇっ！！！」って言うぐらい大量の鰹節入れちゃおうー。

よーく、よーく冷まして。
2種類の渾身のご馳走をまんじゅうの前に並べる。

食べてくれっ！と祈る気持ちと、
もう食べれないだろう・ムリだろうという気持ち、
入り混じっていた。

食べなかった。
そうか。
まんじゅうが食べないことを選ぶならば、
それでいい。
無理強いはもうけっしてしたくない。


騒ぐのもまんじゅうのストレスになる。
なるべく平常でいようと、大王と話し合ってた。

夕方5時ごろ。
母の確定申告の計算をしようかと、
コタツでパソコンに向かった。
まんじゅうは仕事部屋でごろごろしたりしてたが、
スッと立ち上がり、とことこ歩いて私の横へ。
畳に座って、そのまま崩れるように寝転んだ。

寝てるうちに。
だんだん息が浅くなってきた。

あぁ、もうここから動けないんだろう。
「その時」が来ちゃったんだ…と思った。
大王を呼び「お別れをしよう」と言う。
２人でまんじゅうにすがりつき、涙でいっぱい。。。
もうこれ以上言えないってくらい「ありがとう！ありがとう」の嵐。

いやいや、
あまりつきっきりでうるさくするのはイカン！
気を取り直してコタツに戻ってまんじゅうを見守る。

ところが！

まんじゅうは体を起こし、立ち上がり、
なんと私の膝の上へ！！
もうこんなに弱っているのに私の膝へ！？
なんと！なんと！感動。感激。感謝。涙。涙。
足がしびれても絶対に動くもんか！！

ところが！！

しばらく膝で寝たまんじゅうは、
またもや立ち上がりコタツの脇の布団に横たわる。
…あぁ、やっぱり安定感がなくて寝苦しかったんだろう。
うん。うん。いいよいいよ。私のことはいいから楽な場所で寝なさい。
そーっとずーっと見てるから！涙。涙。

ところが！！！

しばらくコタツ布団で寝たまんじゅうはまたもやスクと立ち上がり、
コタツの中に顔を突っ込む。
え？そんな体力がまだ残っているのか？え？
…と思っている間に、ストン。おりた。


「その時」じゃなかった？？？
…コッケイだ、私。とんでもなくコッケイ。
大騒ぎして。まったくもぅ。


コタツの中に入ったまんじゅうは、
ちょこっとだけだけど元気になった！
ゆっくりと、
ぬくいコタツの中で、
この日を寝て過ごしましたとさ！




12時間後の「本当のその時」には、
ちょっと前にちゃーんとコタツを出て、
しばらく私の腕枕で寝て、
その後大好きなオレンジ色のコタツの布団の上で、
大王と私に見守られて、
旅立っていった。






奇跡は起こらなかったけど、
いろいろなことがあった数日間だった。
本当に、、、
言葉では言い尽くせないぐらい、

「Chance To Love Each Other」
今制作中のアルバムに収録予定の曲です。

まんじゅうかわいいーーーーーーー。
ありがとう。


……。










ポチッ！といつもありがとうございます！


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