三毛猫奇譚

ちょっと変わった日々の綴り方をしますが…
単なる日常日記です。

2022/07/23

2022-07-23 23:50:00 | 大相撲
大相撲・名古屋場所
十四日目。

波乱は逸ノ城明生(前頭十枚目)の対戦から始まった。
土俵上に居る逸ノ城の顔を見た瞬間
三毛猫は…
嫌ーな予感…。
と、ちょっと逸ノ城の佇まいと表情に不安を覚えた。
逆に明生は腰の痛みが和らいで居るのか感覚や調子が戻りつつあるのか先場所よりも今場所は表情が硬くなく動きも明らかに庇ってる様なものはなく力強く気風のいい相撲に戻りつつある。
そんな明生に確か逸ノ城は少しだけ負けが先行する戦績だった様な気がしていたら…
!?い、逸ノ城!?
明生があっさり逸ノ城を寄り切ってしまったのだ。
明生は自分より大きい力士に強いイメージがあるのだが…
逸ノ城は対象になる。
体重が200kgオーバーで背も高く192㎝ある。
逸ノ城は生で見たらかなり大きいと思う。
そんな相手に明生はというと179㎝149kgと逸ノ城からしたら小柄な方で…
おそらく姿勢を低めにするのが大変な相手だろうと思う。
しかし逸ノ城に土が付き星1つ後退し照ノ富士が1人2敗になり逸ノ城と貴景勝が3敗で並ぶと云う星に変わる。
しかし波乱はこれだけでは済まなかった…

貴景勝若隆景(関脇)との取組。
貴景勝と若隆景もちょっと不安があるなぁと思いつつ両者を見ると両者共に悪くない表情、雰囲気、気迫。
これはどっちがくるかわからないっ!
と、三毛猫がワクワクしてしまったからだろうか…?
え、堪えて釣り上げたぁ!?
何と!若隆景が貴景勝の押相撲にさせず
サラッと組み押し出され掛かるも土俵際で強引に身を捻り躱し回しをガッツリ掴み強靭な足腰を生かし貴景勝を吊り上げ最後は送り出し…
荒々しくも鮮やかで…
見入ってしまった。
若隆景は力士としては小柄な体型ではあるけれど小兵って云うにはすこーし筋肉や体重が増えた様に感じる。
貴景勝は押相撲がピカイチな力士なだけに若隆景みたいな組まなくても勝てるタイプの力士は苦手だろう。
それを差し引いても若隆景、凄かった。
中々、押相撲を貫き通させないって難しい事だと思う。
立ち合いで躱しても貴景勝はしつこい!
ってかちゃんと見て付いてくるから逃げ切れないパターンが多い。
若隆景、見事な殊勲の星だった!!!
逸ノ城に続き貴景勝に土が付いたのでこの段階で照ノ富士が単独トップ。
逸ノ城が星1つ差。
貴景勝が星2つ差。
と、なったのだが…
三毛猫の期待は見事に裏切られずに叶う。

結び。
照ノ富士正代の取組。
正代はまだ照ノ富士から金星は取ってない。
が、今場所の正代は逸ノ城から白星を得ている。
それが無ければ逸ノ城は連敗にならず単独トップを突っ走ってたやも知れない。
ってくらいには優勝争いに上手く横槍を入れてくれる存在なのだ。
故に三毛猫は期待した。
照ノ富士から金星を取り2桁勝利の踏み台にするのを…
すると…
!?
正代が金星取ったぁ!!!
そう、真逆のあっさり照ノ富士に勝ったのだ。
照ノ富士はまだ名古屋場所の愛知県開催での優勝経験が無い。
故に優勝に懸ける想いがかなり強いに違いない。
逸ノ城、貴景勝が負けたのを見てる故に余計な力が思考があったかも知れない。
逸った様に見えた。
正代がそれを見極めた!とは言わないが見逃さなかったのだろう。

最後までどうなるかわからない優勝争いへと明生、若隆景、正代が導いてくれたと思えるくらいにわからなくなった。
そして3人とも今日は冷静だったと思う。
正代は覇気がないし冷めてる印象だけれど。今日は珍しく気合いみたいなのを少し感じた。
こんな日の正代は実力を出すけれど…
今日はあっさり過ぎて実力出したからのかちゃんと見てたからってだけなのかわからないが。。。

逸ノ城が優勝するには本割で勝った際は後から取る照ノ富士が負ければ優勝。
負ければ照ノ富士、貴景勝の結果次第で優勝決定戦。

照ノ富士が優勝するには逸ノ城の結果次第では本割と決定戦を勝たねばならい。
逸ノ城が本割で勝ってる場合は優勝決定戦で負けてる場合は本割で勝てば優勝。

貴景勝が優勝するには本割で勝利し照ノ富士と逸ノ城2人とも本割で負けた場合のみ優勝決定戦に参戦が叶う苦しい展開。

さてさて…
明日の千秋楽…
賜杯をその手に抱くのは果たして誰だろうか…?

見逃せない!!!
焼き付けねばっ!!!

三毛猫、興奮状態につき
睡眠不可!!!
眠気はあるんだけどね…(≡Д≡;)


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