メナニーノはラシーンを信じていた。
そのメナニーノにラシーンは、頼り切っていた。金銭面でも、心の面でも。
メナニーノは、そんなラシーンを愛していた。
そして、二人には子供が出来た。
「ラシーン、お願い働いて。この子を育てる為に」
「ムリ言うなよ。オレに働くのが似合うと思うか?お前が働けば済むことじゃないか」
メナニーノは、働いた。しかし、育児に、家事に、仕事は、メナニーノに負担がかかり過ぎた。
何も言わず、メナニーノはラシーンとの家を子供と共に出て行った。
ラシーンは、突然の別れに、自暴自棄になり、酒に溺れて、死の寸前までに、堕ちたのたった。
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