信貴山朝護孫子寺②

ちっちゃなイケメンに別れをつげてお参りをすませた。

そして、戒壇巡り
　　　　　
ぴのこは経験した事がありませんでした。
友達は以前、母と入壇した事があり
怖くて動けなくなり母が手をひいてくれて出口までいけたとか…

内心「大袈裟だなぁ～」っと思っていました。
友達は怖がりですしね…。
が、その友達が「入ってみる？」っと言ったので
せっかくだから体験してみる事にしました。

いざ入口から入ってみると…
くっ暗い っというより…  暗闇です
自分の手のひらを目の前にかざしても
全くもって何も見えません
　　　こっ 怖い
が、２人で手を繋いでいけば大丈夫のはず…

1組のご夫婦の後から友達と２人で出発
のはずが…
「やっぱり無理」っと友達が逃亡  してしまったのです

「そっそんなぁ～」っと取り残されひきつるぴのこ。

すっかりビビってしまったぴのこに
前を行くご夫婦が「大丈夫？」っと声をかけて下さったので
少し平常心を取り戻し「大丈夫です」っと答え一人で進む事にしました。

右手で壁をさすりながら少しずつ少しずつ真っ暗闇の中を…。

恐怖心はなかなか拭い去れず不安で一杯になりながらもひたすら進む。

すると前を行くご夫婦が
　「大丈夫か？ちゃんとついて来てるか？」
　「もうちょっとしたら右に曲がるようになってるからね」
っと、心配して声をかけてくれました
ぴのこは
　「ありがとうございますぅ… ちゃんとついていってますぅ…」
っと、返事を返すのが精一杯でした…

やっとの思いで出口へ。

ご夫婦はビビりまくりのぴのこを心配して出口で待っていてくれました。

　「あれ？一人？お友達は？」
　「逃亡しやったんですよぉ～！」

っと、いうと大笑いされてしまいました。

泣きそうな程 怖かったから
ご夫婦が声をかけて下さらなかったら足が止まってしまったかも

　「ホンマにホンマにありがとうございました」っと
何度も何度もお礼を言うと再び大笑いされました。

そうこうしていると友達が申し訳なさそうな顔をしながらも
笑いをこらえきれずにぴのこのもとへ。

　「笑い事ちゃうで！
　　めっちゃ怖かったんでぇ～！
　　前のご夫婦がいてくれてへんかったらどうなってたか！！！」

っと、必死に訴えるぴのこに
笑いがとまらない友達が
　「お昼ご馳走するから」っというのでてをうちました

　　（ ※ご馳走してもらったお昼はこちら。）


ちなみに…
ぴのこを助けてくださったご夫婦ですが、声から推測するに

奥様は全く怖がる様子もなくズンズン進んで行かれ
旦那さんはその奥様に必死について行っているっといった様子でした。

基本、女性のが強いんだなぁ～っと改めて感じたぴのこです