言われてみれば。

言われてみれば、蓉一くん。

1話の初対面の日には、相当お高いらしき雑誌(独身で金持ちであろう桜井さんが「そうだな　結構した…」と言ってたレベル!! )、しかも、蓉一自身もわざわざ取り寄せしたのかもしれない虎の子と思しき雑誌を取り替えてあげて。

 

水がかかっただけのシャツを、脱がして(!!?)、わざわざ洗って乾かしてあげて。

 

態度はツンツン(笑)のわりに、やってる事は、随分甲斐甲斐しいと言えなくもない……。

 

2度目の時だつて、桜井さんを拾って来たのは菖太なのに、何故か蓉一が一晩中面倒見てるし。

 

そん時の蓉一の、

「そのまま寝ててください」

を、

桜井さんが

(優しい声)

って思ってるし。

 

桜井さんの意識がモーローとしてるときは優しいわけだよね。

 

てゆーか。

 

考えてみたら、ほぼ初対面の、どーでもいい男のおでこ、触らないよね普通。

 

しかも蓉一だし。

 

これはもうあれだ、蓉一はこの時点で、

“触りたいから触ってしまう現象”

が、発動しちゃってたってことでいいよね！

 

桜井さんが、2巻冒頭で発動しちゃってたやつ。

 

……無自覚のくせに(笑)

 

桜井さんは、自覚した途端だったのに(笑)

 

薬や食べ物だって、わざわざ自分で買いに行ってるし。

 

そしてそれを菖太に頼まれたからとかなんとか、しなくていい言い訳までしてるし(笑)

 

2話の最後には、蓉一の人生初(多分)かもしんない、全開の笑顔が、菖太に目撃されちゃってるし。

 

そうすると、3話で、

「キミキミ呼ばないで下さい　不愉快です」

とか言ってたのも、名前呼んで欲しかっただけってことだな？

 

3巻の18話のモノローグで、

(名前を呼んでくれた時　本当に本当に嬉しかった)

って言ってるもんな！

 

ん〜〜。。。

 

おばちゃん、初読みの時は、蓉一のツン攻撃に、まんまと騙されてちゃってたよ‼️

 

いや、騙されてたのって私だけなのかな？

 

他の読者の方々は、気づいてたのかな…？