
久々のブログです。2019年GWは天皇即位のため10連休となり、どこに行くにも予約で一杯か、飛行機やホテルが超強気の価格設定。計画性のある人なら数ヶ月前から予約するんでしょうが、たいてい行き当たりばったりのインスピレーション旅が信条(?)の自分としては直前に調べれば調べるほどゲンナリするばかり。
そんな中、ふと「上高地って観光したことないな..(※大抵登山する前後に通過するだけ)」と思い立ち調べてみたところ、上高地アルペンホテルさんの「ハイカーズプラン(相部屋プラン)」に空きがあったので速攻で予約しました。
(※ちなみに当日でも空きがあったようです)

※ちなみにこのホテル、以前表銀座縦走した時の最終日に日帰り温泉利用したことがあり、場所や綺麗なホテルであることは知ってました。
この「ハイカーズプラン」は相部屋である以外は通常の客室利用者と同じ待遇(※)で、食事やお風呂などは普通に利用できます。相部屋は二段ベッドが一つの部屋に複数設置されていて、カーテンでプライベート空間を作れる構造になってます。山小屋泊に慣れていれば余裕ですね。ちなみにチェックインの際、部屋番号は指定されますが、どのベッドを使うかは自分で決められます。
(※)当然ながら男女別の部屋です

枕元には収納スペースもあり、電源(コンセント)配備。ホテルのWiFiも飛んでいるので、SSID・パスワード情報はチェックインの際に聞いておくと良いでしょう(スマホでストレスなくYoutubeが見られるくらいの速度は出てました)。

また、天井にはハンモックがつるしてあり、服などを効率的に収納できます。これはかなり便利でした。写真では大人しめですが最終的には下着以外の服は全部ここに突っ込んでました(笑)。

一階ロビーは吹き抜けとなっており、中央にある暖炉が特徴的な落ち着いた雰囲気。


ロビーには雪の奥穂高岳(かな?)。従業員の方達もみなさん親切・丁寧な接客で気持ちよく過ごせました。

お土産屋さんも隣接しています。最終日にバスターミナルでお土産を購入しましたが、ここで買っても問題無い品揃えでした。

お風呂。23時ごろに男湯と女湯が入れ替わり、そのタイミング以外は24時間入浴可能なようです。


(c) https://www.jalan.net/yad312650/
お風呂近くには貴重品入れと自販機配備。流石に抜かりはありません。


ホテル内に喫茶室などはありませんが、セルフでドリンクバー(コーヒー、紅茶、ソフトドリンクなど500円。お茶菓子は別料金)が利用できます。

そして山に隣接したホテルあるあるの書籍コーナー。

久々に「岳」を1巻から読み始め、チェックアウトするまでに11巻まで読みましたw 例え外があいにくの天候であってもまったりコーヒーを飲みながら読書して過ごせます。

夕食・朝食は広い食堂で取るようになっています。夕食は18時/18時半、朝食は7時からだったような。以下は初日の夕食。


一杯目は上高地ゴールデンエール。ライトな飲み口で爽やかなフレーバーでごくごく行けちゃいます。

二杯目は上高地アルトビール。黒系でしっかりとした食事にも負けない飲み味。

そして寒い季節にぴったり、大雪渓の熱燗。熱燗なのに速攻で出てきてビックリしました。他にもワインや焼酎、ウィスキーなども楽しめます。

お酒が進めばツマミも欲しくなる…ということで馬刺しをチョイス。近くの人が注文しててついつい釣られましたw

最後はデザートで〆。

翌日、朝早く起きて(といっても6時くらい)朝食前に周辺を散歩。大正池まで行こうかな、とも思いましたが想像よりも寒くて距離もあるので断念しました(笑)。

登山する人ならみんな知ってる(?)「日本アルプスの父」ウォルター・ウェストンの碑。



西穂高岳方面登山口。以前西穂山荘(経由の西穂独標)に行った時は新穂高ロープウェイを利用しましたが、こちらからの方が交通アクセス面では便利ですね。

焼岳。こちらも(中ノ湯温泉に泊まって)登りたい山の一つです。

上高地帝国ホテル。こちらはまあ登山目的というよりも完全に高級リゾートホテルですね。聞いた話だと中のレストランはドレスコードがあってジーパンやアウトドアウェアでは入れないとかなんとか…。

早朝の上高地バスターミナル。人はまばらですがバスは結構な台数が駐まってました。

昨日(4/27)はまさかの吹雪で見えなかった穂高連峰が綺麗に姿を見せてくれました。


河童橋まで戻ってきました。天気が良いのでみんなカメラ片手に撮影三昧。


ホテルに戻って朝風呂に入ってから朝食。登山じゃないとゆったりできて良いですね~。

今日は天気も良いので横尾山荘までウォーキングし、帰りに明神池・穂高神宮・嘉門次小屋に寄り道するという超・まったりスケジュール。
梓川を左手に横尾方面へ。



小梨平テント場。寒そう…。

山陰は路面が凍結していて歩きにくい…途中でチェーンスパイクを履いたり脱いだりしてました。

※僕はモンベルのチェーンスパイク使ってます(Amazonには無い模様)
明神館に到着。夏場ほどではないですが、人多い。

キリっと締まった空気の中、黙々と歩いて徳沢に到着。テントも沢山。こちらは結構雪がなくなってて過ごしやすそうでした。

いつもの猿。結構数多いし人を怖がらないので近寄ってくるとこっちが緊張しますw



横尾山荘手前。「あれ、こんな道だったっけ?」と思って後で地図を確認したところ、どうも夏道とは異なるようでした(夏道はもっと山側)。こっちの方がより川に近くて気持ちよかったです。



サクッと横尾山荘に到着。確認したところ、2016年の表銀座縦走以来でした。

登山道以外はまだまだ雪がたっぷり。



横尾山荘でラーメン。個人的には山カレーより山ラーメンが好み。

またくるよ、と山荘に挨拶してテクテク歩き出したところ…

遠くに水平レインボー!「環水平アーク」と呼ばれる現象のようで、北アルプスのあちらこちらで確認されたそう(※)です。
(※)facebookの登山グループ情報による
徳沢に戻る途中にある「新村橋」を渡ってみます。山行の時は寄り道しないので良い機会でした。ちなみに渡りきると涸沢へのパノラマコース(バリエーションルート)へ通じています。
あとは徳沢に戻って寒い中アイスクリーム(徳沢園はアイスクリームが有名)を食べたり、


明神館まで戻って穂高神社奥宮と嘉門次小屋をふらふらと観光。









嘉門次小屋は囲炉裏で焼くイワナが有名ですが、50分待ちとかなのでスルーしました。

そういえば「山と食欲と私」でも嘉門次小屋が出てきてましたね。

一応歩いた時間を計ってたのですが、観光・休憩含めてだいたい往復6時間くらいでした。往復23kmと意外と距離あったんだなーと思いつつもほぼ高低差ないのでどなたでも楽しめるコースなのではないかと(但し路面凍結時は所々チェーンスパイクがあった方がよい)思います。

こんなに天気が良かったのであれば涸沢までは行きたかったなとは思いつつ、たまにはこんな上高地も良いかな?という遠征でした。
さて、次はどこに行こうかな?