新型コロナウィルスが感染拡大してからというものの、登山界隈も大きく影響を受けています。登山者同士による感染や未自覚症状者が遭難した時のレスキュー隊や病院などへの感染拡大などのリスクから登山の自粛を各山岳会が促してニュースにもなったのは記憶に新しいところです。
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=5764
まぁ私のような趣味としての登山好きは単純に自粛すればいいのですが、各地にある山小屋についてはそう単純な話ではありません。ただでさえヘリコプターによる荷物の上げ下ろしが年々困難になってきている(輸送費の高騰や輸送会社の減少など)ところにこのコロナ騒動で今シーズンまるまる休業せざるを得ない山小屋もあるようです。
https://kumonodaira.com/news/helicopter.html
山小屋って登山をしない人にとってはまったく馴染みの無い存在かと思いますが、その存在は登山に無くてはならない存在です。例えば水。2015年の鹿島槍ヶ岳登山、2016年の表銀座縦走、昨年の白馬岳登山など宿泊込みの山行の場合、ずっと山にいるわけで水を補給しながら進まなければなりません。水場が多い山ならともかく、標高の高い山々を縦走するようなケースにおいては山小屋がなければそもそも山行が成立しません。他にも山小屋には避難場所・救護場所としての役割もあり、安全に登山(とくに縦走)を楽しむには必須といっても過言では無いでしょう。
そんな山小屋が、新型コロナウィルス感染拡大を受け経営的に非常に厳しい状況に陥っています。その状況に対し、「山と渓谷社」さんが「山小屋エイド基金」と銘打って山小屋を支援するためにクラウドファンディングを開始しています。今回、わずかではありますが応募させていただきました。
https://motion-gallery.net/projects/yamagoya-aid
2020年5月20日時点で既に1700万円を超え、ストレッチゴールに近づいているようです(2000万集まれば約44万円が各山小屋に分配されるようです)。〆切が8月13日までで、3000円から応募できます。山好きな方は是非参加してみてはいかがでしょうか(上の画像・URLからプロジェクトのページに遷移できます)。