9月に岩手山・八幡平登山に行ってからはや二ヶ月。そろそろ旅に出たい欲求が抑えられなくなってきたので、晩秋の浅間山登山に行ってきました。浅間山は2年前の3月に黒斑山・蛇骨岳までは行ったことがあったのですが、当時は噴火警報レベルが2(2km以内は立ち入り禁止)だったため前掛山には行けませんでした。が、今年2018年8月に警報レベルが1に下げられたため登山できるようになりました。
日程としては11月9日(金)の午後休を取り天狗温泉 浅間山荘に前泊し、翌10日(土)に山荘脇の登山口(6合目)からピストン。山荘に宿泊すると日帰り入浴券も頂けますし、温泉も赤褐色(陽があたると黄金色に見える)の良いお湯なので前泊・後泊に大変おすすめです。
今回のコースとかかった時間は以下の通り。休憩を含めて5時間ちょい。コースタイムが6時間50分なので、結構なハイペースで進んだことになります。が、本人はあまりそんな意識もなく(前掛山の急登ではちょいちょい休んだ)…。おそらく冷たい風が吹いてたため体がオーバーヒートしにくい状況だったことと、前の週に奥多摩でトレーニングして体が登山モードのままになっていたためかもしれません。
夕方18時前に山荘に到着。山荘までの最後4kmは未舗装かつ電灯がない山道なのでゆっくり通りましょう。
夕食は山で採れたキノコをふんだんに使った料理。キノコ好きなので美味しく頂けました。
予約時に翌日の昼食用のおにぎりが付いたプランを予約していたため、夕食のタイミングで受取り。自分で作ったりコンビニのごはんも良いですが、僕は山荘で用意していただけるお弁当が結構好きだったりします。
翌日は7時に朝ご飯、と登山にしてはゆっくりな時間(チェックイン時に伝えられ、それより早く出発したい場合はお弁当)でしたが、なんといっても登山口が歩いて数十秒(!)の位置。どうせなら朝風呂も楽しんでしまえ!ということにしました。
そして翌朝。鳥居がある登山口から始まります。天気予報は曇りのち晴れ。雲が早々に抜けることを祈りながら出発。
登山口にも噴火警報レベルの表示あり。
しばらくは平坦な道が続きます。
山道に入ってもしばらく歩きやすい道が続きます。傾斜もゆるやか。
太陽が顔をのぞかせてきました。
登山道では唯一硫黄ガスが出ている場所。急ぎ通り抜けましょう。
火山館に到着。ここから山頂までトイレはここしかないので済ませておきましょう。チップ200円から。
湯ノ平へ到着。噴火口から2kmの位置で、レベル2の時はここから先には進めません。
前掛山のふもとへ到着。風が冷たい&強い!!この日は11月にしては気温が高くここまで上は2レイヤーで来ましたが流石に寒くてハードシェルを着込み、手袋をして強風防備。
ここからしばらくは急登が続き、ちょいちょい休みながら高度を稼ぎます。
しばらく登ると稜線に出ます。円筒形のシェルターがあるのもここ。数が少なくて万が一噴火したときは登山客全員が入れなさそうですが…。
この時は既に雲が晴れ、ピカピカの晴天。が、気温一桁&風速20m~30mの強風がビリビリと。
ということで山頂到着!登山口から2時間半くらいかかったようです。
眼下には一面の雲海が!眺めが最高です!(iPhoneじゃなくてちゃんとカメラ持っていけば良かった…)
晴れの週末ということもあり、晩秋にしては結構な人出でした。
麓は紅葉まっさかりで、赤い絨毯が敷き詰められたよう。
噴火口からは少々の噴煙が出ていましたが天気のおかげもあり、穏やかに見えました。
さて、風が冷たすぎて体が冷えてしまいそうなのでそろそろシェルターの位置まで戻ります
あまり褒められたことではないかもしれませんが、シェルターのそばでかなり早めのお昼ご飯タイム。
のんびり周囲を眺めながらのランチはなかなかでした。風冷たかったけどw
さて、眺めを堪能しながら下山しますよ。
晩秋の風物詩(?)、ナナカマドの実。
前掛山を下りきって湯ノ平に向かいます。
湯ノ平の標識に到着。
勢いそのまま(?)火山館に到着。
中を少しだけ見学させてもらいました。
あとは不動滝を見たりしながらサクサクと。難所らしい難所は無いのでゆるゆると楽しめます。
無事、下山完了!速攻で日帰り温泉に入って汗を流しました。天気が良いときの山荘のお湯は黄金色に見えて最高ですよ。
下山して温泉に入ってゆっくりした時点で14時ちょい前。帰りの電車まで時間があるので紅葉狩りができる場所を探しに山を下ります。
山荘から公道に戻るまでの間に見つけた謎の(?)LOUIS VUITTON FOREST。
車で小諸市街をうろうろしていたら、前回(2016年3月)行った懐古園を思い出して行ってみることに。この時点ではどんな感じなのか全然期待していなかったのですが、
入ってみるとなんと紅葉がピークな状態でお出迎え。なんという幸運。
個人的には真っ赤な状態よりも、青(緑)、黄、赤の三色混ざった状態が好み。
傾きかけた日差しのもと、青空に映える紅葉。空気も澄んで気持ちいい。
そして個人的に一番印象深い一枚となったのがこちら。懐古園入口から動物園方面に進んですぐの場所から撮りました。なんとなく西洋の絵画のようなできばえ。
隣接する草笛で山菜そばをいただき、帰路につきました。
さて、次はどこへ行こうかな?