『札幌アンダーソング』小路幸也 02(角川書店2014/1/30)
北海道の札幌の雪の中で全裸死体が見つかった。
若手刑事の仲野久ことキュウは無駄にイイ男の先輩根来と捜査に乗り出すが、その死因はあまりにも変態的なもので、
2人は変態の専門家に協力を仰ぐ。
その人物は美貌の天才少年の志村春で4代前までの先祖の記憶と知識を持ち、あらゆる真実を導き出せるという。
春は変態死体に隠されたメッセージを解き、意外な方法で犯人を挑発し始める。
平凡刑事と天才探偵の奇妙な事件簿。
・本当にイイ男っていうのはどんな格好をしても、カッコいいんだ P7
・本当の正義というは人の心の中にあるもんだ P72
・頭の良い奴っていうのは、それをひけらかすか隠すかどちらかなんだ P82
・生きていこうと思えば人は仕事をしなきゃならないんだ P87
・人間の心なんか、精神なんか
その気になればそういう類いの人間は簡単に砕いたり包んだりすることができるんだ(略)
全面的に信用させるか、全面的に降伏させるか。
そのどちらかで心なんか簡単に操れるんだ P141
・楽しくないと仕事なんかできないでしょ? P153