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今回のブログ長いので、興味のない方はスルーしてください
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ちなみに前回のブログの続きみたいなもんです。
ChituBoxというソフトをご紹介します。
わたくし光造形はじめるまで
この存在、知りませんでした
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興味のないことには無関心、てこと
なんですかね
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コレ何かと言いますと、
モデリングデータ(STLデータ)をですね、
光造形用のデータに変換してくれるソフト。
スライサーソフトというカテゴリーのようで、
階層化された断面データ(スライスされたデータ)に
変換するソフト、ということですかね
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フリーソフトのようで、
SonicMini付属のUSBメモリに入ってまして、
インストールしたらアップデートするように促され、
公式ページにリンクしてDLという流れ。
アカウントをつくる必要がありますが、
ま、別に、無料なんで、気にしなくていいかなと。
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最初に画面右「設定」を選んでですね、
所有しているプリンタを選択します。
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プラットフォームが設定し直された模様。
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で次にですね、使用するレジンを設定します。
今回はSK本舗さんの水洗いレジンを使用するわけですが、
全部英語で、どれが該当するのか謎だったんですが、
水洗いで色がグレーだったので、
「Water Washable Resin-Model Gray -50um」
が、該当しそうなので選択。
ここまでは、画面に変化はないので、
とりあえず先に進みます。
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【データ作成1回目】
出力したいデータを読み込みます。
知る人ぞ知る「にんべえジャンプ」です
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光造形用に品質を向上させたりしてます(足つけたり)。
自動レイアウトというボタンがありまして、
押すだけで適切な位置に配置されます。
わたくしMacなわけですが、
Macの場合、トラックパッドのスワイプで拡大縮小、
左ボタン押しながらマウスを動かすと全体が移動、
右ボタン(副ボタンのクリック有効)を押しながら動かすと全体が回転、
します。
で、ここからどうするんだと、ネットを徘徊してですね、
画面右のロケットが3本並んだようなアイコンをポチ。
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サポートをつけるモードですね。
ちなみにこの画面は、サポート設定後の状態です。
画面を切り替えた段階では、配置したモデルが
宙に浮いたような状態になります(画面の位置になる)。
「+すべて」を押すと、サポートが自動的に付きます。
サポートの太さがデフォルトでは「中間」になってまして、
最初は余計なことはしないでおこうとそのままで進行。
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で、ロケット3本からタブを戻して、
画面右「スライス」をポチ。
で、完成です。
にんべえの本体底部にですね、ジョイントの凹がありまして、
そのまま造形すると、レジンが溜まっちゃうよな〜?と思いまして、
中心に穴を開けて貫通させてます。
※1回目の出力では、本体を空洞化できることを知りませんでした。
で「保存」をしまして、SonicMiniに転送といいますか、
USBメモリ介して移動。
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モニタパネルにデータが表示されるので選択して、
「GO」押すと出力開始となりました、
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出力終了。
(この前に、謎なんですが1回出力失敗してます)
出力できたことに感動したわけですが、ツイートもしましたが、
重量が重かったせいで、落として顔が割れました
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【データ作成2回目】
肉抜きができないものかと調べたところ
ChituBoxに「空洞化」という機能が
あることを知りました。
選ぶだけで自動で空洞化してくれます。
これは、かなり便利。
肉抜きしたデータを作るつもりだったので、
手間が省けましたよ。
で、ですね、空洞化した場合そのまま出力すると、
中にレジンが溜まってしまうので、
レジンを抜く穴が必要とのこと。
「穴を開ける」という機能もあります。
もっと調べてから、出力しろってことなんですが、
まずは余計なことはせず出力って
思うじゃないですか
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段階を踏まないと、
どこで失敗したかも分かりませんからね
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言い訳です
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肉厚なんかも設定できまして1.5mmにしておきました。
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1回目の出力で顔の厚みが薄かったので割れた、
とも言えるので、厚みをつけまして、
この先の塗装も踏まえて、ベロを別パーツにしました。
で、出力したわけですが、
本体を持った感じがですね、
空洞化したのに1回目と変わらないんですね。
ということです
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考えれば分かりそうなもんですがね、
底から出力されていくので、
底に穴を開けないと、
真空の状態で断面が積み上がっていくわけで、
結果VAT内のレジンは上に持ち上げられ、
最後にフタをされるというわけです。
小学生から勉強し直した方が
いいかもしれません
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【データ作成3回目】
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出力自体には不安はなくなったので、
イッキに2セット出力。
本体がモナカ状態なので、
水に漬けると浮いてきます。
だよなと。
実践することで様々な「気づき」があります。
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重量は11.4gに減量。
磨きなどの処理なしで塗装に進めそうです。
ここまでの経緯で、
光造形の減点要素がかなり減りました。
現時点での光造形における課題は、
・強靭性はFDM方式のABSに劣る。
・出力後の後始末が面倒(洗浄)。
・何だかんだ匂いが気になる。
匂いは水洗いレジンの匂いなわけですが、
印刷工場の輪転機の匂いに似た感じ。
事務所入り口と、窓を開放して作業してますが、
それでも食事から戻ってくると、
なんとも言えない、臭気が漂ってきます。
これは、ラッカー塗料同様、
改善しようがないんですかね...。
※後にSK本舗さんのサイトに露光時間表を見つけました