何だか

時代の流れに逆行していると思ったのが、こちらの記事。


精神障害者の強制入院で見直し案＝家族の同意不要に


日本ではないけど、ほぼ毎日、精神障害がある人達と接している私。

もちろん個人差はあるけど、精神障害にもいろいろあるし
医師の診断が必ずしも正しいとは限らないことも
現実として知っているから、妙に納得できないでいます。


何だか「精神障害者＝犯罪予備軍」みたいな捉え方をされていることにも
納得できないものがあります。

実際に話してみると、それぞれ本当にいろんな原因によって
精神障害を患っていることに驚きます。

特に、青年期以降に精神障害を発症した人は、精神障害によって
理想の将来と現実がかけ離れたものになっていることに
悩んでいる人もたくさんいるし。


数年前まで、普通にお父さんやお母さんをしていた人が
ほんの些細なことがきっかけで、精神障害のスパイラルに突入したり
明日は我が身、って思うような話もあって
いろいろ考えさせられます。


少なくとも私の周りにいる精神障害を患っている人達は
政府からの援助金を得て、食事付きの施設に入居し
家族から自立した状態で生活できています。


オーストラリアと日本とは社会保障制度が異なるから
現状の日本の制度では
同じような施設を作って運営するのは難しいのかもしれないけど
家族に責任や負担を強いる制度になっているのなら
日本はオーストラリアの社会保障制度を参考に
精神障害がある人達が安心して暮らせる施設を
増やしていくといいんじゃないか、と個人的には思います。


きっと莫大な費用がかかるから、そう簡単にはいかないだろうけど。


「家族の負担軽減」になるのはいいけど、自覚症状が無いままでの強制入院は
人格を否定することにも繋がるので、慎重に進めるべき。

患者第一での対応をしてほしいものです。



　　

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