Soul 虎の穴

layback tokyo

https://youtu.be/Y1VLLH3SoxI
https://youtu.be/AZtuuXzVCy4

前の投稿で今週末のヌードレストランについて書きました。そのヌードのブログを見た方や貼り付けをクリックした方は既にご存知のだと思われますが、いまから18年前に行ったイベントの映像をユーチューブにアップしてあります。あらためて上記に貼り付けました。覗いてくださるとそれなりに楽しめるかと思います。音の問題や映像の乱れも含めて貴重なものなはずです。
映像はDJケブ・ダージ氏の最初の日本ツアーの、ツアー日程に含まれず開催された六本木レイバックでのノーザンソウル・ナイトの一コマ。映像は私が所有、カメラマンは私(パート1)と池田ディスコブギー. com(パート2)となっています。今まで関係者だけに配ったもので、広く目に留まるようにしたのは今回が初めてです。なぜ今頃になってとお思いの方もいるかと。まぁ、映像の希少価値があるのはよくわかってましたし、あとはタイミング、そして相応しい形でと、そう思い始めたのは4、5年前でしょうか。様々な状況が整い且つ懐かしむだけではない形で受け入られると判断し、ヌードレストランのユーチューブのチャンネルにアップしていただきました。自分もチャンネルはありますが、やはりこの映像はヌードレストランこそ相応しいと。
昔話はあまり得意ではないですが、ここから少しこの古い映像について触れておきます。
開催に至るまで、これがなかなかしんどくて・・・。思い返してもあらためてお礼を言いたくなるほど。一緒に動いてもらった中村君、レイバックの谷さんサトチン、感謝を忘れたことはありません。ツアーの企画、大元の主催の大政さん、神戸から助けてくれたヌードレストラン・クルー、本当に感謝です。いまだに感謝するほど当時は「ノーザンソウル」に対する逆風、特にソウル・ファンとからまたクラブ関係から、四面楚歌でありました。何よりハコが借りれない。遡ることこと一年前に数年続いていたコレクターのイベントは、ヒット曲がかからないという理由でハコから追い出されるという有様。モッズ系ノーザン・イベントでレギュラーDJをやっていたものの、それも集客いまいちで中止。いっぽう、ケブ・ダージ招聘は進み、ケブ・ダージのDJもろくに知らないのに、「いける、ファンクもノーザンも絶対大丈夫!!」そう言い続けた建前、後には引けない。そこでワイヤーでのDJ仲間の中村君がレイバックという箱を紹介してくれて一気に進みました。レイバックはスタッフが音楽が好き、マニアックなことにも度量が広い。立地も星条旗通りの隠れ家みたいなところで手垢が付いていないのがまた良い。ただし音響システムがない。なのでPA屋でバイトして覚え、機材レンタル持ち込みでDJイベントへ。まぁ半年くらいの猶予があったから出来たことですね。
もう一つ難題が。ケブ・ダージのツアーはスポンサーもつき広告もあったりで、目新しさとディープ・ファンクというワードの面白さ、レア・グルーブ/フリーソウルが頭打ちの状況もあって何とかなりそうな雰囲気有りましたが、この6月3日はツアー日程に含まれないノーザンソウルでのイベント、本当に好きな人達だけで盛り上げたいという企画でした。それに乗ってしまって任されたものの、平日木曜日のオールナイトでノーザン、マスクマン制作のフライヤーを配るのみ。ハコに客はついているわけではないし、ソウル・ファンにはソッポ向かれてるしで、行き詰っていました。熱いコレクターはそこそこ来てくれそうでしたが、数えられるくらいで。まあ集客はかなりマズいなぁと。無理してもらってるレイバックに赤字をかぶってもらうわけにはいかず、頭を抱えていたところ、神戸ヌードレストランから当日行きたいから場所を教えてほしいとの連絡が。嬉しかったですね、いやほんと。連絡あってからは勇気をもらったようで、開き直ってイベントに向かっていけましたね。そうそう当日は福岡の子も来てくれたり、地方で鬱屈したノーザンファンが結集してバックアップしてくれたのはただただ嬉しい出来事でした。
そして当日、映像のようにフロアーは爆発しています。コレクターからノーザンソウル・ファン、入り乱れそれぞれの感情が壊れていくさまが伝わります。
この映像だけだと一つのパーティの盛り上がった瞬間と捉えられるかもしれません。ケブ・ダージの貴重な映像、そうかもしれません。重要なのはこのツアーでファンク45とノーザンソウルが世界的な広がりの切っ掛けとなったこと。そしてレコード・マーケットはガラリと変わります。人、物、金が大きく動き、単なるマニア扱いの立場から逆転していったとは過言ではありません。

(つづく)
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