60年代から長く活動するバラッズ、最近2枚のCDが出され、大いにソウル・ファンの話題になった。そのCDの内容は、コレクターズ・アイテムとして知られるヴェンチャー盤ヴィヴィッド編集盤LPを基にシングル音源や未発音源を多数加えたもので、非常に充実している。バラッズの素晴らしさが手早く堪能できるだろう。そこでこの取り上げた盤だが、先のCDには収録されていない。正確に言えば、この曲は入っているがこのバージョンは入っていない。CD収録バージョンは MUSIC CITY盤のバージョンの方。75年に異なる二つのレーベルから同じ曲を異なるバージョンでリリースしており、CDには MUSIC CITY盤バージョンが選ばれたということだ。しかし解説やクレジットには触れられていないからCD制作側は分かっていないみたいだが。とはいえ、基本的な展開は同じで、ミディアム・アップのテンポに分厚いヴォーカル陣がぐいぐい盛り上がっていく内容。グループ・ヴォーカルも70年代西海岸サウンドも併せて楽しめる楽曲である。ただし、付け加えるなら、やはり取り上げた BALJA盤バージョンがより洗練されたサウンドとなっていて、軍配を上げるべきだと思う。
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