で、ディスコ・ラップ時代の1981年リリースのレコードを取り上げます。あまりに有名なモダンソウルであって、ディスコブギーとしても評価されてきた、ジェシ・ゴメスの７インチです。12インチの長いバージョンもあります。BAXレーベルからも出されていて、そちらがファーストリリースでしょう。またBAXからは４曲入りのシングルもあって、その４曲中２曲が被ります。あと、ジェシ・ゴメスなるシンガーはいろんなところで歌ってて、ラティーノ界隈のミュージックシーンでは有名なシンガー。YouTubeではポビュラーな曲を歌ってる映像あったり。また2015年リリースのＴＣＢなるバンドでも歌っています。ＴＣＢはかなり良質なバンドでお薦め。肝心の取り上げた盤の曲は、今さら取り上げてどうするって気もちょっとあったりのレコードであります。十数年以上二十年にならないくらい前にやってたコレクタブルなイベントで、この盤の裏面の曲を某DJがブレイし教えてもらったのが最初。その曲も素晴らしいミディアム&スムーズな曲、そしてこの曲のモダンソウルらしく且つアッパーなサウンドに痺れたという流れ。その後、BAX盤の存在、その盤の音の違いと素晴らしさを知っていきましたね。モダンソウルのシーンや今のヨーロッパ界隈ディスコブギー・シーンより先んじてたと思います。何より曲良しサウンド良し、シンガーも素晴らしいといったレコード。圧倒的なベースのフレージング、ブレイクから畳み掛けてきます。金沢でのDJで久しぶりにプレイしましたが、フロア映えしますね。ディスコブギーとしての評価も頷けます。
