「ア・マン・イン・ラヴ」が70sサザンソウルの傑作としてコレクターに知られるビル・ライト。他の録音はファンク色が強かったりする中で、一番ストレートなダンスビート、分り易いアップテンポのサウンドとなるとこの84年のシングルだろう。南部産らしさというかサザンソウル的な部分を仄かに漂わせながら、性急なビートに乗ってヴォーカルやホーンが入り乱れる軽快なナンバーだ。80sを全く感じさせないバンド・サウンドの疾走っぷりが良い。