マイク・ジェミソンです。オールド・コレクターにはグッとくる名前、デトロイト・ソウル、インディ・ソウル、モダン・ソウルetcと付いてきます。彼のコレクタブルで代名詞となる録音は、デトロイトのアーネスト・ケリー関連の楽曲でジェネバ・レーベルが中心となる。それをまとめたアルバムが、日本のワックストラックス・レコードとソウルボックス・レコードの尽力によりリリースされ話題となったのが四半世紀前。今では中古レコード屋さんの安値盤コーナーの常連ですが、内容はモダンソウル・クラシックと呼ぶに相応しいもので、ぞんざいな扱いは憤りを禁じ得ないかも。リリースにあたって、アーネストといろいろあったそうで、ジャケを含め予定通りといかなかったと聞きましたが、そんな流れかアルバムに画像のシングルは漏れています。泥臭いファンクの乗りが70年代後半に出された感じの楽曲です。これに関しては、モダンソウルというより、ディスコとして再評価したい曲だと思っています。