Soul 虎の穴

tony aiken & future 2000




 今回よりしばらく日曜に生放送した「デスマッチ」でかけたレコードを紹介します。

 「UNITY」というアルバム(A面B面で回転数が違うミニアルバム)が知られるグループのシングル。アルバム収録曲で、別レーベルからも7インチと12インチが出ている。が、これはアルバム前の最初にリリースされたテイクで、アルバムと違うオリジナル・シングル・バージョン。曲も短い。12インチの長尺テイクが一番人気だろうが、ノリ重視よりミュージシャン・シップを感じる濃縮したこのバージョンも良い。このグループのアルバムや12インチはニューヨーク・70sアンダーグランド・ディスコを代表するグレッグ・カーマイケルの制作として知られ再評価されてるようだが、この盤ではグレッグのクレジットはなくトニー・エイキンとバンド・メンバーの記載があり、いかにも自主制作そして初期のバンドとしての生々しさが伝わるようだ。複数のシンガーが歌い上げるヴォーカル面もなかなか聴き応えあるし、また特長的なのはファンキーなリズム・セクションだろう。この当時のニューヨーク・ブラック・ディスコ・シーンの特徴でもあり、安っぽいディスコと差別化するサウンドとしてアピールしている。良き時代のニューヨーク・ディスコのより良い楽曲である。

コメント一覧

soulhonpo
kikuroさん、どもです。安っぽいディスコって何を指すかは分かりづらいですけど、私は80sのエレクトロなもの、80sファンク(あれをファンクというのは間違った認識ですが)をふくめて大体そのあたりの録音を全く評価しません。もちろん例外はありますが、ブラックディスクガイドの80sのなんてカスばかりですね。ちょうど同時代に10代を過ごしましたが、下らない録音ばかりに辟易し、おかげで古い録音へ趣向するようになりました。ある意味ありがたいこってす。kikuroさんは80sハウスを持ってますよね。あのあたりの録音はなかなか優れたものがあります。詳しくはないですが、もっと評価されてもいいと思っています。
kikuro
安っぽいディスコと差別化…
これは確かにかっこいいですねぇ~。
安っぽいのはホント酷いですから。
そんな酷いレコードをワタシ何枚も持っていますが。

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