昨日に続き、アルバムLPとアルバムからのシングルを取り上げます。このシンガー、デボラ・ワシントンは1978年と翌79年にアルバムをリリースした人。ディスコ・プロデューサーの指揮の元、レコーディングしたシンガーです。78年に大ヒット曲を、フォートップスのディスコ・カバーで出しています。それでおおよそ検討つくように、録音内容は総じてポップ・ディスコ。よってデボラ・ワシントンはディスコ・シンガーとして認識されているようです。だから、レコードは軒並み安い。悲しいくらい安い。ディープソウルの７インチやスウィートソウルの７インチが安いと、コレクターは「救出」と称して買ってあげたりしているようですが、ディスコ・シンガーだとなかなか救われてないようです。確かにヒット曲はコレクションにいらない。しかしながら、写真の大ヒット後の79年のアルバム、そこからのシングル・カットされた曲は、なかなかディスコブギーしとりますから報われたし。ポップ・ディスコとは違うハードなサウンドがよろしいです。12インチの長尺バージョンもありますが、凝縮された７インチがベスト。アルバムは他の曲はいまいちなので、７インチ一枚で事足りるシンガーであります。とはいいつつ、安いからといっても救出はしないかな。
