で、取り上げたのはブリティッシュ・ハッスルのそこそこのヒットで知られるハイ・テンションの1982年の12インチ。ブリティッシュ・ハッスルのヒットとそれを含んだアルバムのリリースが1978年、その後のリリースはシングル・オンリーで何作か出しているバンドです。曲タイトルにあるようにイギリスはロンドンのバンドで、ブリット・ファンクの始祖的なバンドでもあります。アルバムは、ディスコブギーとしてまたブリット・ファンクとして再評価されています。アルバム収録されていない曲、アルバム後にリリースされた楽曲も粒揃いに素晴らしく、バンドのクオリティに敬服してしまいます。ディスコブギー的にどの曲にするか迷うくらいでしたが、この82年の12インチを。実はこの面の裏曲というかA面の How D'you Feelのほうも素晴らしくわりと知られている気もしますが、B面の取り上げた写真の方の Lying Low がさらに気に入ってましてお薦めです。内容はというと、シンプルなイントロはわりと普通な良曲を想起させますが、ヴォーカルが入ってからのバンド一体となってのグルーヴ、ベースのフレージング、類のない畳み掛ける展開に思わず沸き立つくらいです。後半にはバンドのソロ・パートの聞かせどころも、飽きさせないミュージシャンの技量、素晴らしい。間違いなく傑作です。
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