前回は第1回目という事から、緊張した面持ちの塾生たちでしたが、今回はややくだけた様子。
出だしもスムーズで、笑い声も多々あがる。とてもアットホームな雰囲気でした。
…が、今回は自らの課題作品を全員で添削するという内容。
思い出したかのように緊張の面持ちに逆戻り。
はてさて…
要するに作品を全体で合評するわけですが、どのようなスタンスでするのか? という事が非常に大切なワケです。
言うなれば「編集者との打ち合わせ」にも通じるものがあり、「明確なゴールに向かって作品を直していく」という事でなければ、添削の意味がないのです。
塾長はどのようなスタンスで挑むのか?
「小説に良し悪しはありません。その人が描いた世界なのだから、それに対して考え方がおかしい、と言うつもりはありません」
とのこと。
では野放しなのかと言えば、そうではなく、
「作品を読んでいて、これはきっとこうしたかったんだろうなぁ…と感じる事はあります。添削するならば、そこなんです。それは問いかけであり、それをどのように理解し、利用するのか? それが作家性に結びついていきます。読者が読んで、演出の真意を理解してくれる表現なのかどうか。そのアドバイスをやっていきたい」
やはり、それには作品がないと意味がない。
今後も作品の添削が主になっていくでしょう。
水泳を習いに来て、泳ぎの理論ばかり教えてプールに全く入らないというのはおかしいわけで、やはり作品を見て、その作品を目の前にして、書いた人とじっくり取り組む。これが一番いい方法です。
では、書くためにはどうするか?
そこが、塾長曰く、作家にとって一番苦しいところだそうです。
「机に向かうこと」
これがなかなかできない。
一旦書き出したらスムーズに行くらしいのですが…しかし、こういう経験は何にでもあるハズです。
作家の世界でも同じなのです。
だからこそ、机に向かうことに慣れないといけない。
そういった創作の苦しみは、塾長が誰よりも実感しているわけです。
だからこそ、提出された作品の一つひとつにじっくりと目を通すことが礼儀とのこと。
好きな道を突き進むには、それなりの覚悟が要りますね。
そうして添削が進み、90分かけて5名に細かい指導が入る熱心さ。
…時間が足りない…。
添削されたなら、次は? 当然、書き直す。コレ基本です。
こうして繰り返すことによって、確実に成長してくれることを願うばかりです。
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