偶然はない この世の中―――偶然のような必然ばかり―――

世の中のすべてのことは　「偶然よ」と片付けてしまって　平気な顔をしている人が　大方である
「出がけに　知人のYさんに　ばったり出会った」
「電車の中で　変な人に　変な顔で睨まれた」
「通学の途中で　自転車がパンクしてしまった」などなど　
別に変ったことでもない出来事のように思われる日々の　出会い　出来事との遭遇

でもこれって　何事も必然らしいんですね　

「ええ　そんなことないわ　あるわけないじゃないの？」って思っている人ばかりかもしれません
でも　ちょっと考えてみてください　例えばＡさんという人がいるとします　とても明るく
何事にも　文句も言わず　あはは　おほほと気さくに　みんなに愛想を振りまけるような人です
そのＡさんの　日常を考えてみましょう　職場の人にも明るく「おはよう」と声をかけられる
Ａさんの周りの人は　気持ちがふわりとし　「おはよう」と同じように声をかけるでしょう
Ａさんの周りはいつも　明るく朗らかな雰囲気になります　すると　人ばかりでなく　飼っている
犬や猫のぺっとまで　明るくひょうきんになるでしょう　育てている植物も良い花を
咲かせてくれるかもしれません　

一方　毎日苦虫をかみつぶした怖い顔をしているＢさんの周りはどうでしょう？？疑心暗鬼が活躍し始め
「触らぬ神に祟りなしね・・・」となり周りの空気も硬直し　ぎごちなくなり　Ｂさんのみならず　
周りのみんなが苦虫を噛み潰したようになってしまっても　不思議ではないかもしれません

ほらここに　必然が生じます
明るく朗らか→みんなも明るく朗らかになる
苦虫をかみつぶす→みんなも苦虫をかみつぶす

こんなふうに　必ず必然のエネルギーが　見えないけど回っているのです

先日の夜　家に帰ると　どこからともなく良い香りが漂ってきました
「なんだろう？」と部屋を見回すと　キャロラインジャスミンが　１～２輪　白い小さな花を
開いたのです「何だろう？？何事も偶然はないと言わるる世の中　ジャスミンさんが花を開いたのはなぜ？」
「はっきりは思い当たらなくても　きっと花を開きたくなったジャスミンさんの必然がどこかに　あったのかもしれないね！！」
そう自問し呟きながら　あらゆる出会い　出来事の必然を　思いめぐらす楽しみを　覚え始めた私です