【モデルプレス】6日、毎年恒例の2014年「ギャル流行語大賞」が発表された。
【大賞】
なし
【ノミネート】
・それな
・いぇあ
・ハッピー野郎
・あーね
・おかわ
・#(ハッシュタグ)
・おけ
・ノシ
・りょ
・ワッショイ
大賞が「なし」という異例の結果となったが、同賞を主催する「『grp-ガールズ・リサーチ・プレス-』ギャル流行語実行委員会」は「『グランプリ』に値するギャル語がなかった」と説明。「2014年は、『egg』『小悪魔ageha』『Happie nuts』『BLENDA』といったギャル雑誌の休刊が相次ぐとともに、ギャル自体がナチュラル系にシフトするといった『ギャル衰退期』とも言える苦しい年でもありました。ギャル雑誌を通じて発信されていたギャル語も、雑誌自体がなくなったことで中々見受けられなくなり、爆発的に浸透しなかった」と選考理由を明かした。
◆解説
以下、ノミネート語の意味・使い方を解説。
【それな】― 「そうだよね」などの相づち的意味合いで使われる。「うん」よりも、積極的な気持ちが込められ会話にふくらみが増す。
【いぇあ】― 「OK」として使われるほか、テンション高く「いぇ~い!」を表現したいときにも使用される。LINEやTwitterなどで使われる機会が多かった。
【ハッピー野郎】― 楽しい気持ちを指す言葉。Instagramにおいてハッピーな画像とともに「#ハッピー野郎」とハッシュタグを付けるのがギャルたちの間で流行っていた。
【あーね】― 「あー、なるほどね」と納得した様子を表す語。リアル&ネットコミュニケーションにおいて頻繁に使用され、「それな」とともに同意を意味する言葉として人気を集めた。
【おかわ】― 「可愛い」に“お”がついたもの。“お”を付けることで言葉に可愛らしさと丸みがかかるとして、ギャルたちの間で火がついた。
【#(ハッシュタグ)】― TwitterやInstagramでの定番使用のほか、ギャルの場合、ブログでの使用も散見された。今っぽさを出したい時、より気持ちを込めたいときなどに、タグが付けられる。
【おけ】― 「オッケー!」が短くなったワード。LINEで多く使用され、打つ手間がなく使い勝手の良さで人気に。フランクな印象を与えるというのも、ギャルの文化に適合した。
【ノシ】― 顔文字「(・ω・)ノシ」が変化したもの。「ノ」が挙げた手、「シ」が振り下ろした手を表しており、手を振っている言葉として人気を集めた。主にブログの文末の締めとして使われていた。
【りょ】 ― 「了解しました」の省略版。「おけ」と同様、LINEなどでの勝手の良さから人気に。またひらがなであることで、「了解」よりもラフなイメージも与えられると、使用機会が増えた。
【ワッショイ】― 「盛り上がっていこうよ!」「楽しんでいこうよ!」という意味で、「みんなワッショイしてる?」「夏をワッショイしたいなら、海っしょ!」といった使われ方をする。気分上々の気持ちを表現できる言葉として、注目を集めた。こんなの使ってますか?
昨年のグランプリは、モデルの今井華がさかんに使用していた、テンション・ノリ・雰囲気といった意味を表す「バイブス」。それに対し今年は「さほどエッジがなく、その言葉を知らなくても何となく意味を理解出来るギャル語が多かったのではないか」と委員会は見解を明かす。「ツイッター、ブログ、LINEなど個人で発信出来るツールが定着し、ギャル達の見るもの、聞くものが分散したことで、ギャル語においてもまとまりがなくバラつきが生まれた」ことも今回の結果に繋がったという。しかし委員会は「ギャルが好きで、ギャルを貫き、ギャルでいることに誇りを持っている『ギャル』が決していなくなったわけではありません。彼女達の想いがあり続ける限り、来年も再来年もギャル流行語を発表し続けていきたい」と“ギャル流行語大賞”の継続の宣言した。(modelpress編集部)
はやり言葉いいが流行語なると死語になる可能性が高いですね
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