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※- 新型コロナ・東京都:新たに=366人感染確認 2020年07月23日
300人以上は初 新型コロナ・ウイルス COVID-19 -NHKwebsite-
7月23日、東京都は、都内で新たに=366人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で一日の感染の確認が=300人以上となるのは初めてです。
東京都は23日、都内で新たに 10歳未満 から 90代 までの男女合わせて366人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で一日の感染の確認が 300人以上となるのは初めてで、これまでで最も多かった今月17日の293人を73人上回りました。また、100人以上となるのは 15日連続です。
23日は、90代までのすべての年代で、22日より感染が確認された人が増えています。
▽10歳未満は=9人で、1人増加、
▽10代は=15人で、6人増加、
▽20代は=139人で、53人増加、
▽30代は=93人で、 35人増加、
▽40代は=51人で、 20人増加、
▽50代は=23人で、3人増加、
▽60代は=15人で、1人増加、
▽70代は=15人で、5人増加、
▽80代は=5人で、3人増加しました。
▽90代は、22日はいませんでしたが、23日は=1人の感染が確認されました。
366人のうち、
▽20代と30代は合わせて=232人で、全体のおよそ=63%を占め、
▽40代と50代は合わせて=74人で、全体のおよそ=20%となっています。
また、366人のうち、
▽およそ39%に当たる141人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽およそ61%に当たる残りの225人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。
これで都内で感染が確認されたのは合わせて=1万0.420人になりました。
一方、23日死亡が確認された人はいませんでした。
<西村経済再生相「危機感を強めている」>
西村経済再生担当大臣は記者会見で、「危機感を強めている。特に経路が不明な人の割合、60代以上の人の割合をしっかり見ていかなければならない。医療提供体制はひっ迫している状況ではないが入院者が増える可能性もあるので、東京都には病床の確保を急いでもらいたいし、国でもいざという時に備えて準備を進めたい」と述べました。
そして「とにかく感染防止策と経済社会活動との両立が大事で、そのためには徹底した感染防止策が大前提で、それが新たな日常だ。昔の日常に戻っては感染は広がる。飲食店には新たな日常作っていく主役として取り組んでもらえればと思う。取り組まずに感染が広がっているのは本当に残念だ」と述べました。
また、西村経済再生担当大臣は「体調の悪いかたは当然、旅行も控えてもらいたいが、外出する際には感染防止策を徹底してもらうことが何よりも大事だ。感染防止と社会経済活動とを両立していくので、人との接触は当然あるが、個人個人が対策を講じたうえで外出してもらいたい。それができないなら、外出を控えてもらいたい」と呼びかけました。
東京の入院患者 7月に入り 3倍増
東京都では感染の再拡大に伴って入院患者の数も増え続けています。都の発表によりますと新型コロナウイルスの入院患者は、22日の時点で916人となりました。
都は2400床のベッドを確保しているとしていて、数字の上ではまだ半数以上が空いていることになります。
しかし患者の数は1週間前と比べて195人多く、1.27倍に増加し、今月1日と比べると636人多く、3.27倍に増えています。
また、重症の患者は23日の時点で21人と、1週間前より14人増え、3倍となっています。
22日開かれた東京都の会議では現場の医療関係者から、「東京の医療がひっ迫していないというのは誤りだ」という指摘が出ています。
入院患者の増加は東京だけでなく、全国でも起きています。厚生労働省のまとめによりますと、全国の新型コロナウイルスの入院患者は今月1日には696人だったのに対し、今月15日は1717人と2.5倍に増えています。
確保しているベッド数は1万9496床と、こちらも数字のうえではひっ迫した状況にはなっていませんが、患者の増加が続いていることで医療現場の警戒感は高まっています。
専門家「重症者対応の準備を」
政府の分科会のメンバーで日本感染症学会の理事長を務める東邦大学の舘田一博教授は、「4連休の初日にこのような数字が出てきて少し驚いている。接待を伴う飲食以外に普通の飲み会や、仲間どうしの会食などでも感染が広がっていて、これは市中感染が起きていることを示す非常に注意しなければならないサインだと考えている」と話していました。
そのうえで「今は多くが軽症だとしても、これだけ毎日、新たな感染者が出てくると全体としては感染者の数が多くなるため、医療機関でもベッドが足りなくなる状況が見えてきている。また、重症者の数も増えてきているのですぐにも病床を確保して重症者に対する受け入れ態勢を整えていかなければならない」と指摘しました。
また、重症者への対応では人工呼吸器やECMOと呼ばれる人工心肺装置が重要だとして、「第1波の経験をもとに、重症者が増えた場合に速やかに人工呼吸器やECMOなどを使うことができるよう医療機関どうしの連携など備えることが必要だ」と話していました
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