設定的には「最強のふたり」の女性版的だけど、こちらの方がより深刻な状態でありながら、自分の心が溶けていくような不思議な感覚で絶えず涙腺がゆるみっぱなし、月並みな言い方だけど、信じることの大切さを改めて感じた。
ALSを発症した女性を演じたヒラリー・スワンクもさすがの演技で引き込まれたけど、その介護人となった女子大学生役のエミー・ロッサムが、ハチャメチャな中にも筋の通ったところを感じさせて、大きな目から涙がこぼれる度にこちらもウルウル。
尊厳死の問題まで絡んだラストは切なくて自分ならどうするだろうとか色々考えさせられたけど、音楽もキーポイントになっていて、介護する側の女子大学生の成長物語になっているところもよかった。
ストーリー
難病のALSと診断され車椅子生活を送るケイトは、自分を患者としてではなく、友人として見てくれそうな大学生のベックを介護人として雇う。完璧主義者のケイトと、自由奔放な性格のベックはことあるごとに衝突を繰り返すが、次第に深い友情で結ばれていく。
原題 YOU'RE NOT YOU
102分
PG12
監督
ジョージ・C・ウルフ
出演
ヒラリー・スワンク
エミー・ロッサム
ジョシュ・デュアメル
ロレッタ・ディヴァイン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
フランシス・フィッシャー
ジェイソン・リッター
ヒューマントラストシネマ有楽町2 14:40~観客6割程/62席
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