星に願いを・・・ ☆ Michael Jackson ☆

マイケル・ジャクソンの素晴らしさを永遠に・・・マイケルの動画集

子供の偉大さ・・・ Magical Child  (和訳)

2010-09-22 | 世界中に愛の贈り物をしたマイケル
今日、22年ぶりにマイケルの自叙伝「MOON WALK」の初版本(1988年11月1日発行)を読みました。
子供に対する思いが、22年前から綴られています。
以下、抜粋。

 僕らのまわりは、感謝すべきものでいっぱいです。
1枚の葉に世界が見えるといったのは、ロバート・フロストでしたっけ。
その通りだと思います。だから、僕は子供たちと一緒にいるのが大好きなんです。
子供たちは、どんなことにでも注意を払っています。疲れを知りません。
僕らがもはや、感動することを忘れてしまったようなことに対しても感動するのです。
とっても自然で、しかも自己中心的ではありません。
僕は子供たちの周りにいることが大好きです。
僕の家はいつでも子供たちがたくさんいるような感じですが、子供たちならいつだって大歓迎です。
彼らは僕を力づけてくれるのです。ただ、そばにいるだけでね。
彼らはどんなものでも、とっても新鮮な目で、そしてまた、開かれた心で見ようとします。
だから子どもたちは、創造的になれるのです。
彼らはルールなんて気にしてません。
絵はなにも紙のまん中に書かなくちゃいけないなんてことはありません。
空は青くなくちゃいけないってこともありません。
彼らは、人の好意を喜んで受け入れてくれます。
彼らは、みんなと同じように扱って欲しい、また、しっかり愛して欲しいということを要求してくるだけです。
本来、人間は誰しもそう願うものだと思うんです。
 僕は自分が出会う子供たちを、インスパイアできる人間だと思いたいのです。
子供たちに、僕の音楽を気に入って欲しいのです。
彼らに認められることは、どんな人から認められるよりも、僕には意味があるのです。
どの曲がヒットするかを知っているのは、いつだって子供たちなんです。
まだ口のきけない子でさえ、ちょっとしたリズムは判るのですから、不思議なものです。
でも、彼らは、手ごわいオーディエンスです。実際、一番手ごわいオーディエンスは子供たちでしょう。
たくさんの親たちが、僕のところへやってきて、赤ちゃんが「ビート・イット」を知っていたり、「スリラー」を気に入ってくれているといったことを話してくれました。
ジョージ・ルーカスによれば、彼の娘さんが最初に喋った言葉は "マイケル・ジャクソン" だったそうです。
その話を彼から聞いたときには天にも昇る気持ちでした。
 カリフォルニアでもツアーの最中でも、僕は子供たちの病院を訪れて、自由時間の多くを過ごします。
僕が姿を見せ、お話をし、彼らの言葉に耳を傾け、気分を少しでもよくしてあげられることで、
彼らの1日を明るく輝かしいものにしてあげることができるなら、僕は本当に幸せです。
病気の子供は本当にかわいそうです。他の誰よりも、子供たちは病気になるべきじゃありません。
どこが悪いのか判らない子供もたくさんいます。そういった姿を見ると、僕の心は乱れるのです。
彼らと一緒にいると、抱きしめて、そのことで少しでもよくしてあげたいと思ってしまうのです。
病気の子供たちが僕の家を、ツアーの最中にもホテルの部屋を訪ねてくれることもあります。
僕と知り合った親が、子供に数分間会ってくれないかと頼んできます。
そういう子供と一緒にいると、母がどのように小児麻痺と闘ってこなければならなかったのか、少し理解できたような気になります。
手を伸ばして、できる限り人々に触れないことには、人生はあまりにも尊く、また、あまりに短すぎるのです。
 ほら、肌の具合が最悪で顔中ににきびだらけだった頃も、子供たちだけは、僕を落とし込ませたりしなかったんです。
僕はもう可愛いマイケルじゃないし、ひとりの人間としてちゃんとした人格があるんだという、
大人の人たちには判らなかった事実を受け入れてくれたのは、子供たちだけだったのです。
そのことを、忘れたことはありません。
子供たちは偉大です。
もし、僕が彼らを助けて、喜ばせるだけの人生を送っているのだとしても、それで僕は十分なのです。
子どもたちは、驚くべき人間です。本当に、びっくりしてしまいます。

Magical Child (written by Michael Jackson)


from the book
**DANCING THE DREAM by Michael Jackson**
(published 1992)
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song: Your Joy (Chrisette Michele)
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Magical Child
(written by Michael Jackson)



|| Magical child - Part 1 - / マジカル・チャイルド ||

昔 自由で賢い子供がいた
心の奥に笑いを感じ
自然の歓喜と喜びを感じとっていた
明日の自分を思いわずらうこともなく
美しさと愛 ただそれだけを見て生きていた

ぼくには神の力があるのだと 少年は信じていた
人々はそんな彼をあざ笑った
光り輝くその子の無垢な力 哀れみ深い魂を
牧師たちは畏れ
わけのわからない神秘な力を
その子の手から必死でもぎ取ろうとした

少年の純粋な信念を 無限の喜びを
大人たちは必死で打ち壊そうとした
無上の喜びは少年の体をかたくおおい
悪意の言葉も 非難の刃も 彼を傷つけることはできなかった

少年は神の寵愛を一身に受け
時や空間にしばられることなく自由だった
極彩色の夢のなかで 彼は遊び 戯れる
永遠の世界で 自分に与えられた役を演じながら

占い師たちがやってきて運勢を告げた
ある者は熱っぽく またある者は力強く
目ざわりなこの少年を非難した
他の誰とも似ていない
こいつは ほんとうに人間なのか?
することなすこと 奇妙なことだらけの
こいつは はたして正気なのか?
この子の運命はどうだ? どんな未来を背負っている?

大人たちの囁きと非難のなか
はてしない嘘に疲れはてた少年は
不思議な力を抑えて 自分を殺し
勇気を焼きすて 恐怖にかられたが
純粋で誠実な心は けっして忘れなかった

彼の望みはただひとつ 高い山にのぼり
雲を塗り 空を彩り
はるか地平線の彼方へ飛んでゆくことだった
死の訪れない永遠の世界へ

止めないで 彼は人類の父だから
邪魔をしないで それが彼の役目なのだから
彼はぼく そしてきみ
きみはただ そのことを忘ているだけさ

きみの心のなかには 予言者が住んでいる
その予言者は思考のあいまに
純粋ですばらしく澄んだ音色を聞くことができる
とても大切で とても貴い生命のしらべを

もしもきみが ほんの一瞬でも
この創造のきらめきと すばらしい幸福を感じるなら
踊ろう ぼくと一緒に
あかあかと火を灯し 見届けよう
この地球上のすべての子供たちが
彼らの魔法を使い 新しい命を生み出すのを
苦しみのない 自由な世界に
喜びあふれる 正しい世界に

心の底で きみは知っているはず
きみのなかで眠っているその子を 見つければいいだけ




|| magical CHILD - Part 2 - / 魔法の子供 ||

昔 不思議な力を持った子供が苦痛を覚えた
うすれた思い出 錯乱した記憶を感じた
その色彩 形 微妙な色合いのなかに
かすかな手ががりを秘めた不思議な力があるようだった
風 嵐 強風の後ろに
とばりに包まれたベールの向こうに側に
目には見えない 不思議な形で
彼にはわからない力が潜んでいた
そのメロディとリズムは楽しく そして優しく
少年は喜びのなかで踊り リズムをとった
暑さも寒さも 気にはならなかった
山の頂上が 彼の王座だった

見知らぬ人々がやってきて 彼の喜びをあざけった
冷笑と冷やかしの言葉を浴びせ 彼らは少年の踊りを妨げようとした
彼らは心ひそかに 卑怯な手口を考え
少年の無垢で不思議な力を
残酷な矢で奪いとり 息の根を止めようとした
何度失敗しても 彼らは少年に襲いかかり
何度も何度も 彼を脅しつけ
懲りずに攻撃を続けたが 少年の力をくじくことはできなかった

ありとあらゆる 棘のある言葉を投げつけたけれど
慈愛に満ちた神の恵みを欺き 奪いとることはできなかった
少年の強さも 彼が何を探しているのかもわからず
彼らは大声で彼をののしり 変人呼ばわりした

だが少年の不思議な力は衰えることなく
彼は勇敢で大胆な大人になった
魂の奥深く分け入り
このうえないエクスタシーのなかで 彼は自分の役割を発見した
彼の心ははてしなく広く
不思議な力は 人類の希望だった
人間という仮面をつき破り
目に見えない はるか彼方の静かな場所には
こことはまったく違う世界がある
力と おごそかな光にあふれるその世界で
ほかの子供たちとともに 反旗をひるがえせば
潮の流れが この世界を変えるだろう

不思議な力を持った少年は腰をかがめ
種をまき すきをとりあげ
楽々と 溜め息ひとつつかず
涙ひとつこぼさず 泣きごとひとつ言わず
静かなる完璧さで
神の指示に従い
声をあわせて歌い
潮の流れをくい止め この場所をつくりかえるのだ
不思議な力を持った子供よ 恐れることはない
さあ早く 今がその時だ

訳詩は、BLUEMOON Michael Jackson fansite 様より掲載させていただきました。

原文の動画は、こちら

現在出版中の、
「Dancing The Dream」は、こちら
「ムーンウォーク --- マイケル・ジャクソン自伝 [単行本]」は、こちら



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