週末は久しぶりに
金曜ロードSHOW!で
となりのトトロを
観ることができ、
田舎を思い出して
癒された。
夏に帰省するのが
とても楽しみだった
母方の曽祖母の家は、
曽祖母が存命していたころ
かまどやいろりがあり、
ニワトリや和牛や
ウサギも飼育していたので
私にとって
憧れの家だった。
カンタの家のような
茅葺きの屋根の下にある
隠し部屋のような二階、
小さな納屋の二階も
秘密基地のようで
大好きだった。
外にある汲み取り式トイレは
気合いを入れて入ったなぁ。
石臼のようなものに
砂が入っていて、
そこから保存してある栗を
探し出す作業も
楽しかった。
ほじくり出した栗は
いろりで焼いてもらう。
パチンパチンと
音がしてワクワクしたものだ。
畑から持ち帰って食べる
もぎたてのきゅうり、
井戸水で冷やしてから
縁側に腰かけて食べる
スイカやトマト、
茹でてもらって
かぶりつくトウモロコシ！
こんにゃくの名産地だけあって、
さしみこんにゃくが
毎日食卓に並ぶ。
このさしみこんにゃくが
本当においしい！
そうた！
ここで食べたものが
今でも大好物なんだ。
出荷のための
ピーマンの仕分け作業でさえ、
私には楽しい遊び。
トンボやチョウ、
カブトムシやクワガタ探しも
楽しかった。
こんにゃく畑では
初めて見るヤママユガの
大きさに圧倒された。
飼い猫がくわえて帰り
見せびらかしていた
モグラにもびっくり。
モグラとの初めての出会い。
薪をくべてたく
五右衛門は
毎回ワクワクしたものだ。
都会生まれの私には、
そんな田舎は
遊園地よりも魅力的な
ワンダーランドだった。
帰るのが名残惜しくて
母たちに先に帰ってもらい、
後から別日程で
帰省する身内が帰るまで
長期滞在することも。
となりのトトロを観ていると、
そんな田舎の風景と重なり
ドキドキワクワクする。
社会人になって初めての職場で
扱っていた商品が
となりのトトロなどの
キャラクター商品だったので、
販売応援の時には
いつもとなりのトトロの
ビデオを流していたため、
プライベートもあわせると
100回くらい観ていると思う。
何回観ても楽しいのは、
自分の思い出と重なるから
なのだなぁと思う。
ファンタジーなのに
リアルな世界観、
不思議で懐かしい
ステキな作品だ。
曽祖母も
私に付き合ってくれた
叔父も他界してしまい、
代が変わった田舎の家。
遊びに行きたいけれど、
なかなか…
Googleマップで
上空からの地図を見て、
思い出に浸る。
私のワンダーランドは
心の中で
今でも色あせずに
輝いている。
となりのトトロも
定期的に観たいな。
