あやめの里便り

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2017高校演劇優秀校 東京公演 感想

2017-08-28 22:01:51 | 高校演劇

「第28回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演」

2日目の「演劇」は、特別公演 東京都立紅葉川高等学校「つるのおんがえし」、全国大会優秀校 茨城県立日立第一高等学校「白紙提出」、全国大会最優秀校 兵庫県立東播磨高等学校「アルプススタンドのはしの方」

○東京都立紅葉川高等学校「つるのおんがえし」

落合矯一賞(シアターウェスト2位)を獲得し、今回の出場となりました。東京都の中央大会会場が、東京芸術劇場シアターウエストなのだそうです。

題名から「夕鶴」モチーフかと思っていましたが、演劇部をリタイアしたチヅルと引退した先輩達が、たった1人残った1年生部員のリュウノスケに立ちはだかって行くRPG的な? シンプルな脚本でしたが、 国立劇場で全国大会の優秀校と同じ舞台に立つ心意気と気合が伝わって来ました。先輩達の声の出演が声優さん並に良かったです

○全国大会優秀校 茨城県立日立第一高等学校「白紙提出」

やっと観れた!嬉しかった!! 夏休みの1日を友人の部屋で過ごす仲間達。仲の良い子達を見るのは眼福です。茨城ネタや宮城ネタ、エロ本や衣装のやり取りの絶妙なタイミング楽しかったですね~ よもや「加速装置」が多用されるとは思いませんでした

思いを詰め込んだ永遠のキャッチフレーズ。この思いは変わらないかもしれない。変わるかもしれない。「白紙提出」とは、まだ定まっていない未来の事? 青少年諸君、たくさん悩みましょう!

「季刊高校演劇NO.241」に載せられた脚本あとがきに また笑う。しばらく「かっぱえびせん」見かける度 買ってしまうと思います 楽しい時間をありがとう

○全国大会最優秀校 兵庫県立東播磨高等学校「アルプススタンドのはしの方」

野球部応援って弱小でも地区予選でも全校あげて行くし。不公平じゃないですか。1日 日差しの中に座って、まぁ応援はするけど基本的にヒマ。アルプススタンドのはしの方にいると特に。なので色々ごっちゃになりながら、次第に、目の前の試合にそれぞれの思いが重なって行きます。

絶対に攻略出来そうも無い相手や、打ちたいだろうにバントを命じられる選手。下手だけど頑張っているよ。

試合状況や選手の気持ちに自分の気持ちを乗せて、最後には夢中で応援をしている アルプススタンドのはしの4人。頑張れ、野球部(頑張れ、自分)。懸命に応援している姿に涙が出て来る。

ゲームセット。劇も終わり、キャストさん達にインタビュー。「4人だけの部活で心配していたのが全国大会、そして最優秀賞・・こんなすごい舞台で・・」と感無量な様子にまた涙です。。

 

小さな自分達に不安を持ちながら頑張る演劇部のお芝居が評価されるのは本当に嬉しい。もちろん お芝居のみの評価、無条件に万歳です。

今回の東京公演、脚本を読むだけでも面白いお芝居ばかりでした。また、どこかの高校が脚本を使うと思う。次の出会いを楽しみにしています。

優秀校の皆様、参加校の皆様、大会スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。良い公演でした。ありがとうございました

「あやめの里便り」ぽんた拝

 

 

 

 

 


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