2008高校演劇春フェス!

「第二回春季全国高等学校演劇研究会」
第一日目を観て来ました!
　茨城県立土浦第一高等学校　「Be More Tough」
　愛知高等学校　「品川心中」
　愛媛県立川之江高等学校　「犬山さんと猫田さん」
　
ものすごく良かったです～!!
では一校ずつ感想を。

茨城県立土浦第一高等学校　「Be More Tough」

生物研究部の研究発表・・の為の研究という事で、とても手作り感のある内容。

生物研究会とはいえ苦手な生物もある訳で、まず「生け捕り」にする段階でもう大変。
それが次第に愛着へと変わって行ったりなんかもして。

キャラクターはそれぞれそんなに濃くはないのですが、「良い味」出してますv
特にイツキくんは、想像通りの独白から、違う展開へと連れて行ってくれました。
不思議な子でしたねぇ。

ついでに部長は女子なのですが、相談役とも言うべき男子もいて・・「もしかして」と思えるあたり、おばちゃんはとてもワクワクして楽しかったですv

愛知高等学校　「品川心中」

こりゃすごいですよ!
古典落語を演劇部脚色しちゃいましたよ!
ダンスしてるし!
日本髪のカツラに全員お着物ですよ!
舞台装置もプロ顔負け!

廓の色気・親分の男気・まぬけな男の純情・・と「これで高校生??」って感じでした。
そう言えば「愛知」ですもんね、江戸言葉なんてのも勉強したんじゃないでしょうか。

愛媛県立川之江高等学校　「犬山さんと猫田さん」

高校演劇界の偉大な脚本家・越智優さんご本人が脚本・コーチを手掛けています!
これだけでもすごい事なのですが、キャストの生徒さんがまたすごい!
ほとんど二人芝居の出ずっぱり!
一時間の間、ほんの三回、別の人間が登場しますが、それ以外は二人っきり!

言っちゃいけないのは「当たり前の事」
学生時代の悩みとか不安とか、自分じゃどうしようも無い事とか、思ったより自分はたいした事ないんだなとか・・。
青春てセツナイ。そしてイトオシイ。
フェイドアウトで消えて行く舞台に「ありがとう」と思わず言ってしまいそうな劇でした。


今回の大会の観客は、高校演劇に関わっている方達がほとんどだったと思うのですが、本当に楽しんでいましたね!
「全国規模の文化祭・演劇の部」って感じでした。
久しぶりの遠出で、ちょっと疲れましたが、行って良かったぁぁぁぁぁ!!

この大会は28日から30日まで開かれ、9校が発表します。
出来る事なら全部観たかったです・・。