旅の思い出 ①

2013年4月は青春18切符を使っての電車の旅でした

最初の3日間は青春時代の思い出の土地でもある東北を廻ってこようと思い出発しました
東海道本線で東京へ、それから東北本線で北上しました
まずは、仙台に入りました。着いた日は旅行気分で名産の「牛タン」「笹かまぼこ」「ゆべし」
など変わらない味を食しながら雨の仙台をブラブラしました

予定では仙石線で石巻市まで行って、そこから北上して気仙沼、釜石、大船渡、陸前高田を巡ってくるはずでしたが
塩竈、松島海岸、石巻を巡っているうちに少し気持ちが閉塞的なってきました
思い入れの少ない町を歩いているだけで、こんな気持ちになってしまうなら、思い出の多い
釜石、宮古なんか行けるわけないと思いました

そこで切り替えて石巻をじっくり歩こうと思って降り立ちました。すると改札口で懐かしい漫画のキャラクターが出迎えてくれました。
仮面ライダーとサイボーグ009のでかいフィギュアが旅客を癒してくれているようでした

そうか！ここには石ノ森章太郎の漫画館が有った事を思い出しました
とりあえず「石ノ森漫画館」へ向かうことに決めて駅舎を出ました。そこはまさに石ノ森ワールドが広がっていました
子供の頃から親しんだ漫画のキャラクターたちがあちこちに存在していて、歩いている私の心を動かしてくれました
しかし、津波の傷跡も目の当たりにしながら足を進めていった



そして、海へと続くマンガロードを進んで行きました
やはり漫画館への道の周囲には津波の爪痕が所々に有りましたし、その被害の大きさに圧倒されました
カメラも向ける気が無くなってしまうほどの閉塞感を感じました
とにかく、漫画館へ向かおうと足を進めました
すると以前にニュースで観たあの丸い建物が見えてきました

すると、どうでしょう、閉塞感だった気持ちも少し癒えてきて足取りも軽くなりました
しかし再建したかは解らなかったのでちょっと不安になりましたが入口に立って一安心、
なんと3月29日にリニューアルオープンしてたんです

迷うことなく入館しました、２時間ほどゆっくりと見学して回りました
漫画をあまり読まない私でしたが石ノ森漫画は好きな作品が多いのでしっかりと楽しみました

間違いなく新たな町づくりのシンボルになると確信しました