夫が早く帰宅した日、お刺身を切りながら横の炒め物が気になり、ちらっと見た
油断したみたいでちょだけ指を切ってしまう
包丁を流しに置いて、流水で指を押しながら泡洗剤をプッシュして洗う
もう……
止まったかな?
じわじわ滲んできている、ダメだ絆創膏がいるな
ティッシュで押さえながら、
指、ちょっと切ったから絆創膏いるわー
共有しようと思って、いたずら心もあるの
ええー? 大変だ、絆創膏はどこだ
自室のドアをばっと開けて出てきた
そして全然関係ない書類の入っている引き出しを開けて、ろくに探しもせずその横の引き出しも開けた
お父さん、絆創膏は物入れの引き出しのケースの中よ
薬を収納してるところ
だだっと廊下の物入れに行き、 バンドエイド と張り紙してるケースを引き出す
いつも深爪なのでテープがうまく剥がれない
私がこっちを引っ張るから……ああ、私がするから
ちんまり巻かれた左手の指先がちょっと楽しいです
椎名誠の『旅先のオバケ』コラムをまとめたもので、以前に読んだ記憶を思い出す
しかし、こんなにまとめてオバケ話ばかりだと一話読んで本を置き、時間をおいては続きを読み、で進まない
『岳物語』この本を持参して勧めてくれたのが夫の友人でした
さっそく読むと小さな岳くんとその家族が楽しくて面白くて
その頃は椎名誠ばかり読んでいました
今は岳くんの子供も大きくなっていて、あらら、いつの間にだわよ