と言いながら夫が帰宅した
会社帰りのジムで汗を流し、洗面所で腰をかがめたとき
ギックリしたのだ
でも普通に歩いて帰って来たし、腰を押さえながら家の中を移動している
「そんなもん、ギックリ腰のうちに入るかー」
腰に湿布を二枚貼ってあげて、軽くパンチした
「いたたたたー」
「おとうさん、昔、娘が生まれて数ヶ月たったとき、
私が朝起きたらギックリ腰になったけど、
おとうさん、知らん顔して会社に行ったの覚えてるか
上の子がうろちょろ歩いてるし、私はトイレにも行けないし、アンタは病院にも連れて行かないで知らん顔して会社に行ったん覚えてるか！」
目を釣り上げてまくしたてる私
「わかったわかった、すんませんすんません」
椅子にゆっくり座って、上を向いて目を閉じながら呪文のように言う夫
若かった夫は絶対絶対会社を休まなかった
私一人でどうにかせよ
と言うスタンス
ワンオぺ といった今の言葉がありますが
まんま、そのまんま私のことだな
30年たってごらん、今みたいに何度も持ち出して夫をいじめるのは
まだ可愛い
逆上した妻が夫の財産根こそぎで離婚するか
思い出して怒りが湧いて来るのだ
追記
今は夜の10時です
会社を休んだ夫は静かにしています
あれからすぐに我に帰った私は
過激なことを書いてしまったことに恐縮です
一部分消しました
