磯子区栗木町に「大正支」と名付けられたNTTの電柱があります。“支”とは支線を省略した表記なので、この正式名称は大正支線です。その下に数字が書いてありますが、これは連番になっていて、そのケーブルを管理するためにふられた管理番号です。
この名称は必ず地域の歴史につながっているのです。たとえば中区・神奈川区の例を見てみましょう。
昭和50年代まで牧場があったエリアに立っています。牧場と言っても牛舎だけの牧場です。
むかし、ラジオ関東があった場所にあります。
社宅といってもどこの会社でしょうか。地元では有名だった三菱重工の社宅でがあったのです。
これは山手の横浜国大附属小学校周辺で見かけます。ここに昔、師範学校があったのです。
というように、NTTのケーブル名は、その地域の歴史を背負っているのです。
磯子区民文化センターでは過去に区内のケーブル名を辿る「いそご文化資源発掘隊」を開催してきました。
ツアーでは、それぞれ忘れられてしまった町の歴史を知ることができました。さて、この「大正」というのは何を意味するのでしょうか。今回の「第52回いそご文化資源発掘隊」ではその謎を解き明かしますが、そこからさらにバス停「温室前」の謎につながっていきます。
歴史発掘はそれでとどまらず、旧杉田劇場や昔の選挙まで関係してくるのです。
第52回いそご文化資源発掘隊の案内はコチラからどうぞ
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