無料弁当20個を2個ずつ10名の路上生活者と困窮者へ配達。
昨夜、寝床にいなかった方は昼に区議の事務所へ寄り、その後に店に来た。昨夜は池袋へ某支援団体の炊き出しへ行き、帰りに公園で倒れて通報され、警察で一夜を過ごしたとのこと。
「何で約束守らないの?昨夜、探したんですよ?」と叱っても平然としている。寡黙にうつむいて自死を口にしたり、急に饒舌になったりと、気分の浮き沈みが激しい。聞いていた人が二重人格か障害があるのではと疑うほど。色々と不満を言う彼を説得して寝床で弁当とカイロ、缶コーヒーを渡し、明朝の待ちあわせ時間と場所をしつこく確認する。
Aさんに昼にどこにいるのか尋ねた。「空き家に入り込んで寝ている」という噂があったと伝える。どうやらそれは呑み友達の家で、時々遊びに行くらしい。「警察の厄介になるような事はしてません」と話す。金の無心をし、借りた金を返さない彼をよく思わない連中から、公園で暴行を受けたとのこと。
身の危険を感じたのか、早くこの場所を去らねばと話す。生保の再申請に前向きになったのはいいのだが、その理由が理不尽な暴力行為からの回避というのが不本意ではある。夕方に区議の事務所へ行き、相談したとのこと。
何度再申請してもいいという事を伝え、区議の事務所や役所へ行く時には呑まない事を約束した。「隣で寝ていた方も再申請したんですよ」と言うと驚いていた。彼はAさんの事を心配し「一緒に役所へ連れて行って下さい」と何度も懇願していた。今頃は屋根のある施設で寝ているはず。
年末年始は役所が閉まる。その前に、一人でも多く路上を脱出してほしいと願う。
(12/13のTweetより 一部修正)
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