今夜も無料弁当14個を21時過ぎから知り合いのホームレスへ自転車で配達。遠くのホームレスの横で寝ている新しい方にも提供。呼びかけても起きないので、昨夜から自転車のカゴに入れている。
アパートから路上に戻ったAさんは、昨夜と同じ場所にはいなかった。これで４夜連続で寝床を変えていることになる。私を避けているのかもしれない。これまでに寝ていた場所にいないので、諦めて帰ろうとしたところ、いつものベテランの方が立ち上がり「見てもらいたい」と、隣のビルの奥まったところを案内してくれた。そこにはダンボールを毛布代わりにかけて、横になる人影があった。
靴の裏側しか見えないが、Aさんであることはすぐに分かった。ビルのゴミ集積所のドアの前だったので、場所を移動させた。銭湯にも役所にも行っていない。ヘラヘラと薄ら笑いで腹立たしいが、素面に近いので、会話ができる。「ちゃんと橋本さんの言うことを聞きなよ」とベテランが諭す。頼もしい存在。
駅周辺を何度か巡回したが、今夜はサラリーマン風のホームレスに会えなかった。仕方なく持ち帰ると、自宅近くの公園で横になる人影。勇気を出して話しかけると、偶然にもかつての常連客で、ただ泥酔しているだけだった。彼に提供するのも癪なので、自分で食べることにした。というわけで今夜もお疲れ様でした。
（10/11.12のTweetより 一部修正）
